2023年12月09日佐藤理人 トランボ 「2度目の受賞」脚本家ダルトン・トランボをはじめ、多くの無実の映画人を苦しめた、アメリカの「赤狩り」は1954年に終わりを告げた。違法な捜査がマスコミだけでなく、政府や軍部からも批判を浴びた。3年後、トランボが偽名で書いた「黒い牡牛」が、アカデミー賞脚本賞を受賞する。「ローマの休日」に続き2度目の受賞だったが、彼は再び授賞式を欠席。ハリウッドでは、トランボの作だと噂が流れ始めた。今日はダルトン・トランボの誕生日。