佐藤理人(75)
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グレート・フィッツジェラルド ハリウッド
2022年09月24日
ヒーローを見せてごらん。僕が悲劇を書いてあげよう。 アメリカ文学を代表する作家、F・スコット・フィッツジェラルドの人生は、自分が書いたこの言葉を地でいくものだった。 1920年代、彼は第… 続きを読む
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とても赤い実 福羽苺
2022年07月23日
国産第一号の苺が生まれたのは1898年。当時、農業試験場だった新宿御苑の農学博士、福羽逸人がフランスの品種を日本向けに改良した。やがて生まれた苺は、果肉がとても甘く、柔らかすぎて、ピンセットで収穫し… 続きを読む
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とても赤い実 果実
2022年07月23日
苺の表面にある小さな粒々。実はあれは種ではなく、一つひとつが「果実」。一粒の苺は、約300個の果実が集まった「集合果」なのだ。では私たちがいつも食べている、赤い部分は一体何だろうか。答えは偽の果実と… 続きを読む
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とても赤い実 栄養
2022年07月23日
一粒わずか30gの中に、たくさんの栄養素が詰まっている苺。特にビタミンCは豊富で、みかんやグレープフルーツの2倍。甘みが強いため、カロリーが高いイメージだが、実は低糖質・低カロリー。りんごと比べると… 続きを読む
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とても赤い実 語源
2022年07月23日
苺が初めて日本の文献に登場したのは奈良時代。日本最古の歴史書「日本書紀」によると、苺の語源は「伊致寐姑(いちびこ)」。「とても赤い実」を意味する野いちごだった。平安時代の辞書「和名抄」では既に「び」… 続きを読む
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とても赤い実 野菜
2022年07月23日
苺は美味しいフルーツ、ではない。農林水産省によると、苺は、実は野菜。園芸学では、木の実を果物、草の実を野菜、と分類するのがその理由だ。しかし実際は、果物として食べられているため、総務省の家計調査では… 続きを読む
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とても赤い実 苺大福
2022年07月23日
大福に初めて苺を入れた人は誰か。苺大福の発祥には様々な説があるが、つくり方の特許を持っているのは、110年続く新宿の和菓子屋「大角玉屋」。1985年の正月、三代目店主の大角和平は、苺のショートケーキ… 続きを読む
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とても赤い実 ショートケーキ
2022年07月23日
ショートケーキは100年前、大正時代の日本で生まれた。発案者には2つの説がある。 1人は不二家の創業者、藤井林右衛門。洋菓子の視察で渡米した彼はアメリカの伝統菓子、「ストロベリーショートケイク… 続きを読む
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江戸のごちそう 1 『鰻』
2022年06月18日
日本人と鰻のつきあいは、縄文時代に遡ると言われる。当時の遺跡から鰻の骨が出土するからだ。奈良時代には鰻の栄養も知られるようになっていた。 でも醤油とみりんのタレをつけて焼く、今の蒲焼きスタイル… 続きを読む
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江戸のごちそう 2 『蕎麦』
2022年06月18日
蕎麦が細長い麺になったのは、江戸時代のこと。当時の江戸は、参勤交代の影響で、単身赴任の男性が多かった。そんな彼らに、安くて早い蕎麦は人気があった。江戸の人口比率は、女性が2に対して、男性が8。奇しく… 続きを読む