2024年01月14日
佐藤延夫
休日にスープを「エンドウマメ」
人類は、1万年以上前からエンドウマメを食べていたという。
新石器時代の遺跡やスイスの住居跡に、
エンドウマメを使った食事のあとが発見された。
そうは言っても、現在のように柔らかいものではなく、
デンプン質が硬く乾いた小さな豆だ。
中世になると乾燥させて保存し、
お粥やスープの材料にしたそうだ。
マザーグースにもこんな歌がある。
熱いエンドウマメのポリッジ
冷めたエンドウマメのポリッジ
鍋に入れたままで
9日経ったエンドウマメのポリッジ
熱いのが好きな人もいる
冷めたのが好きな人もいる
鍋に入ったままで
9日経ったのが好きな人もいる
ポリッジとは、
イギリスで愛されてきたお粥のような朝ごはん。
いわゆるオートミールのこと。
スウェーデンやフィンランドでは、
木曜の夕食でこのスープをいただく風習が残っているそうだ。