2023年10月08日
川田琢磨
「天国と地獄」
明日はスポーツの日。
運動会の定番ソングと言えば、「天国と地獄」。
19世紀の作曲家、オッフェンバックによるもので、
正しくは「地獄のギャロップ」という。
「天国と地獄」は曲名ではなく、
この曲が使われたオペレッタの名前。
このオペレッタ、ギリシャ神話をパロディした問題作で、
その話題性から、当時のパリでは228回も連続上演された。
元となったギリシャ神話は、妻の死を悲しむ夫が、
地獄へ連れ戻しに行くという物語。
一方この「天国と地獄」は、浮気性の妻の死を喜ぶ夫が、
世論に屈し、しぶしぶ地獄に行かされる物語。
見事、妻の奪還に失敗し、全員ハッピーエンドとなる。
当然、大炎上した。