長命寺の門番、山本新六は考えた。秋になるたび道を埋め尽くす、桜の葉。苦労してほうきで集めたものを、ただで捨てるのは、もったいない。 そこで、集めた桜の葉を塩漬けにして、餅をくるんでみた。ほんの…　続きを読む

日本の伝統技術、金継ぎ。割れたり、欠けたりした器の修繕に、あえて目を引く金を使い、「景色」として楽しむ。 傷は物に刻まれた歴史。その発想がいま、世界に広がりつつある。 イタリアでは、割れ…　続きを読む

インドの街中では時々、「ガチャン」とコップが割れる音がする。 飲み終えたチャイのコップを、地面に投げつけて、割って捨てる。 もったいないように見えるが、インドでは、食器を洗う水の方がもっ…　続きを読む

「納豆の　糸引張つて　遊びけり」 食べ物で遊んではいけませんと言われそうなこの句は、小林一茶が詠んだものである。 ねばねばと伸びる糸を見て喜ぶ子供の、にぎやかな食事の時間を詠んだのだろう…　続きを読む

納豆の旬は、１月だと言われている。 暖かい季節の方が発酵に良さそうな気がするが、関係していたのは、大豆の収穫時期。 秋に収穫した大豆を少し寝かせ、旨味がギュッと凝縮したタイミングで納豆に…　続きを読む

川田くんはビジュアル系の何かをめざしています。 TCCの新人賞を受賞したとき、年鑑に掲載する写真のために 撮影の前の6時間を美容院に費やしたという話も聞きました。 プロフィ…　続きを読む