澁江俊一(58)
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世界を温めるスープ 『ハリラ』
2023年02月26日
凍えそうな日は、温かいスープを。 モロッコの国民的スープ「ハリラ」。 およそ1ヶ月の間、日の出から日没まで、一切の飲食を断ち空腹の辛さや自己犠牲を味わいながら、飢えた人や平等への共感を育… 続きを読む
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世界を温めるスープ 『ぶっ飛びスープ』
2023年02月26日
凍えそうな日は、温かいスープを。 干しアワビ、ナマコ、フカヒレ豚肉、鶏肉 ハム 干し椎茸……。山と海のおいしさが渾然一体となって何日も煮込まれる台湾の高級スープがある。 冬になると様々な… 続きを読む
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創造的な逸脱 『制約からの逸脱』
2023年01月28日
逸脱すれば、世界が拓ける。 いれものがない両手でうける シャツ雑草にぶっかけておく まっすぐな道でさみしい これらはすべて俳句である。 明治末期に生まれた自由律俳句。五… 続きを読む
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創造的な逸脱 『お手本からの逸脱』
2023年01月28日
逸脱すれば、世界が拓ける。 マサカリや、トルネード。 誰もが驚くピッチングフォームで次々と三振を奪うエースたちがいた。 人間の体には理に適った動きがある、という指導者のお手本を信じ… 続きを読む
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創造的な逸脱 『権力からの逸脱』
2023年01月28日
逸脱すれば、世界が拓ける。 身分に関係なく、農民や百姓であっても茶碗一つで参加できるという前代未聞の大茶会「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」。 当時権力の絶頂だった豊臣秀吉が自ら茶を振… 続きを読む
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香りにまつわる物語 『古代の香り』
2022年12月03日
人類にとって、香りとはなんだろう。 人類史に初めて登場する香りはメソポタミアの神に捧げるものだった。 古代エジプトではファラオの亡骸に香料をたっぷり塗って葬った。 それらはどんな香… 続きを読む
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香りにまつわる物語 『天下の香り』
2022年12月03日
人類にとって、香りとはなんだろう。 足利義満や織田信長、明治天皇を夢中にした香りがある。 天下第一の香りと謳われる東大寺の正倉院に眠る重さ12キロほどの香木「蘭奢待」。 天下を治め… 続きを読む
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香りにまつわる物語 『香りの都』
2022年12月03日
人類にとって、香りとはなんだろう。 その街に漂う香りを求めて世界中から旅人たちが訪れる。人口5万に満たない南フランスのグラース。世界中の香水をつくる香料を生み出す香りの聖地だ。 マリリン… 続きを読む
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香りにまつわる物語 『香りの未来』
2022年12月03日
人類にとって、香りとはなんだろう。 懐かしい香りを嗅いで突然、昔の記憶が蘇る。そんな経験があなたにもあるはずだ。 それは太古の人類が森の中で獣の匂いを嗅ぎ取り危険を回避するために脳内の情… 続きを読む
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川の流れと文学 『銀河に続く川』
2022年10月22日
行く川の流れに、人は何を重ねてきたか。 岩手県を流れる北上川。 宮沢賢治が子どもの頃、この川で溺れて亡くなった少年がいたという。 大人になっても忘れられなかったそのイメージは小説「… 続きを読む