薄組(194)
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春のことば 「春のひととき」
2024年03月24日
春には、美しいひとときを表す言葉がある。 明け方は「春暁(しゅんぎょう)」。「春眠 暁を覚えず」で知られる「春暁」という詩は、朝が来たのも分からないほど心地良い、春の眠りを歌っている。 … 続きを読む
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春のことば 「零れ桜」
2024年03月24日
はらはらと舞い散るさくら満開になって散るさくらの花を零れ桜と言う 今を盛りに咲く花もやがては零れて地に還ってゆく 諸行無常の世界を瞬時に演じ見せてくれる零れ桜 満開のときが美しけれ… 続きを読む
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春のことば 「佐保姫」
2024年03月24日
野山に、春の彩りを与えてくれる女神がいる。その名も、佐保姫さま。 平城京の東にたたずむ佐保山の神様で、山からおりてくる春霞は姫が織った衣なのだとか。 「佐保姫の もてなしあつし 独り旅」… 続きを読む
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春のことば 「春の喜びの音」
2024年03月24日
画集を開くと、音がきこえてくる。雪山の谷間を流れる川を、日本画家、東山魁夷が描いた絵だ。 大地を覆う白い雪をとかし、たくましく流れる川。春のあたたかな息吹をまとい、流れ下る音がきこえてくる。 … 続きを読む
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春のことば 「リスタート」
2024年03月24日
春は新しい自分を始める時期。新生活の期待に胸を膨らませている人もいれば、道に迷っている人もいるかも知れない。 「リスタート」という言葉がある。もともとは自動車のレースで使われる用語で事故などが… 続きを読む
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春のことば 「ハルの意味」
2024年03月24日
春は芽吹きの季節 英語のスプリングには、バネのように飛び出すイメージがある。 カットグラスのように輝く春の光は、あらゆる色彩をきらきらと映しだす。 だから、目を見張るという意味の「はる」… 続きを読む
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受験のはなし 「合格達磨」
2024年02月18日
受験を終えて、ほっと一息。合格祈願のだるまさんに、片目を入れた人もいるかもしれない。 あのコロンとした姿のモデルとなったのは、達磨大師というインドの僧侶。壁に向かい座禅を組む、過酷で孤独な修行… 続きを読む
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受験のはなし 「サクラサク」
2024年02月18日
サクラサク。つまり合格。1956年に早稲田大学の「合格電報」で使われた言葉だ。遠方に住む受験生のため、合格発表の結果をいち早く知らせる 学生アルバイトがはじまり。 カタカナだけの電報ならではの… 続きを読む
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受験のはなし 「受験の裏方」
2024年02月18日
受験期の教師集まりやすきかな こう詠んだのは、高校教員でもあった俳人・森田峠。 主役の受験生たちへのスポットライトの裏で、先生たちもまた、連日あつまり準備に奔走する様子が描写される。… 続きを読む
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受験のはなし 「蛍雪時代」
2024年02月18日
蛍の光や、雪明かりを使ってでも書物をひもとき学問を修める。蛍雪の功、はそんな姿を指す。 この「蛍雪」を冠した雑誌が、蛍雪時代。前身となる受験旬報の創刊は1932年。92年の歴史を持つ、日本… 続きを読む