2023年06月18日若杉茜 日本語のはなし 「ひらがなとカタカナ2」日本語の2つの文字、ひらがなとカタカナ。カタカナは、外来語を表現する際に使われるという印象が今は強いが、戦前までは全く違った存在だった。当時、カタカナは主にオフィシャルな用途の文字。官公庁の公文書や裁判所の判決もカタカナ文語で書かれ、小学校でも、ひらがなよりも先に教えられていた。現在はビジネスやイノベーション領域で新たな活躍の場を見出したカタカナ。またのちの時代には、別の活躍を見せるかもしれない。