2023年08月20日茂木彩海 祈りのはなし 後醍醐天皇の祈り世をさまり 民やすかれと 祈るこそ 我が身につきぬ 思ひなりけれ鎌倉倒幕に敗れた後醍醐天皇が、島流しの道中で詠んだこの歌には民の平和を願う祈りが込められている。野望ばかりが語られる後醍醐天皇だが、その真意とは。この祈りの行先だけが知っている。