2023年12月17日熊埜御堂由香 Photo by Simon Desmarais師走のはなし 「師走の語源」一年で一番慌ただしい季節、師走。語源は、諸説あるが、師とはお坊さんを指すという説がよく聴かれる。はじまりは、平安時代末期。心安らかに新しい年を迎えるために、仏さまの名前を唱え一年の懺悔をする「仏名会(ぶつみょうえ)」という法要が家々で行われた。だから、その時期のお坊さんたちは駆け回るほど忙しかったそうだ。誰かのために走る。そんな人の仕事納めが、どうか今年も早くやってきますように。