Team MOMENT

2023年12月17日

執筆者熊埜御堂由香

Photo by Terry Kearney

師走のはなし 「冬至の運盛り」

師走も後半に入ると、冬至がやってくる。
一年で一番日照時間が短くなるこの日。
古代中国では、太陽の力が最も弱まる日と捉え、
ここを乗り越えれば太陽の力がよみがえっていく、
一陽来復の日とも言われる。
悪いことが続いた後は幸運に向かっていき
人生が好転するといった意味も込められている。

そんな冬至の日に、「ん」のつく食べ物を食べて
運気を上げる「運盛り」という風習がある。
なかでも「ん」が2つ続く、
なんきん、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、
うんどん、つまり、うどんは、冬至に食べたい七つのものとして数えられる。

新しい年の幸運に向けて、
どれか一つでも口にしてはどうだろうか。

執筆 熊埜御堂由香

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