茂木彩海(19)
-
歌のはなし 歌のはじまり
2022年12月25日
クリスマスを彩る讃美歌の数々。 楽器の誕生がおよそ4万年前だと言うから歌は、それよりずっと前からわたしたちの側にあって祈りを届けるために歌われたのだろう。 それから長い長い月日を経て、今… 続きを読む
-
命のはなし ホピ族との共通点
2022年10月16日
日本では古来から命は自然の一部、という考え方がある。 その思想を今なお強く持つのが、ネイティブアメリカンのホピ族。 亡くなった人を埋葬することは、母なる大地に還すこと。命は土に還り、魂は… 続きを読む
-
命のはなし 北斎の命
2022年10月16日
葛飾北斎の『富嶽百景』。あとがきにはこんな一節がある。 100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。 90歳でこの世を去った北斎。 あと10年命があれば生… 続きを読む
-
旅のはなし ハマグリの別れ
2022年08月21日
旅に出ると、普段はどうということのない人との出会いがやけに鮮明に心に残る瞬間がある。 「日本人の旅人」といえば、きっと名前が出てくる松尾芭蕉。 「奥の細道」では最後にこんな句を残している… 続きを読む
-
旅のはなし 宇宙旅行
2022年08月21日
旅に出ると、普段はどうということのない人との出会いがやけに鮮明に心に残る瞬間がある。 「日本人の旅人」といえば、きっと名前が出てくる松尾芭蕉。 「奥の細道」では最後にこんな句を残している… 続きを読む
-
雨のはなし 7 『雨の使い方』
2022年06月19日
雨は昔から映像作品の中で心理描写の手法としても使われてきた。 涙と一緒に雨を降らせば悲しみを助長させる効果があるし、逆に、笑顔で雨の中に踊り出せば、自分の殻を破る開放の瞬間を描くものにもなる。… 続きを読む
-
雨のはなし 8 『朝雲暮雨』
2022年06月19日
大事な日ほど雨が降る、雨女・雨男の起源はさかのぼること江戸時代。 画集「今昔百鬼捨遺」に妖怪「雨女」として描かれている。 側には中国、戦国時代の詩人、宋玉の詩。楚の王が夢の中で愛した女神… 続きを読む
-
月のはなし 月の満ち欠け
2022年04月24日
日本の暦が太陰暦だったころ、毎月15日には満月が出た。 17日は立待ちの月。立って待てるから立待ちと名付けていた。その翌日は座って待つ居待ち。さらに翌日になると寝ながら待つ寝待ちの月になった。… 続きを読む
-
月のはなし 月はどこからやってきた
2022年04月24日
夜空の月にも、はじまりがある。 地球が生まれるとき、一緒に生まれたという兄弟説。地球の引力で引き寄せられたという捕獲説。 中でも最有力なのが地球に他の天体が衝突したときに飛び散った破片が… 続きを読む