薄組(194)
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花のはなし 「桜の思い出」
2023年04月09日
目に映る桜は同じでも心に映る桜は年齢とともに変化する。 花より団子の子供時代。散る花にさえときめく初恋のころ。幼子の手をひいて見上げた桜の下にその子のランドセル姿を見るうれしさ。 子はや… 続きを読む
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花のはなし 「春の夜」
2023年04月09日
春の夜は 桜に明けて しまひけり 松尾芭蕉が詠んだ、春の一句。 夜桜を見ているうちに、夜が明けてしまった。 春の夜の儚さが、伝わってくる。 … 続きを読む
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花のはなし 「ラッパ水仙」
2023年04月09日
And then my heart with pleasure fillsAnd dances with the daffodils. ワーズワースの詩、「水仙」の一節。 黄金色に輝… 続きを読む
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花のはなし 「梅・桃・桜
~季節をつなぐたすき襷リレー~」2023年04月09日
春を告げる花と言えば、梅、桃、そして桜。その中で、桜には、花の盛りが短く儚い印象がつきまとう。なぜだろう。 考えてみれば、その3つの花は、冬から春への長い道のりを襷リレーのようにつないでいる。… 続きを読む
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花のはなし 「春のかおり」
2023年04月09日
春のかおりがするどこからか風にのってくる沈丁花のかおり空を見上げた時のお日さまのかおり雨上がりのアスファルトのしめったかおり伸び始めた洋芝のあおいかおり陽のひかりに包まれたタンポポのかおり 筍… 続きを読む
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花のはなし 「チューリップの花言葉」
2023年04月09日
街の花屋で目をひく、春の花。チューリップは、色によって花言葉がちがうという。赤は愛の告白、 ピンクは愛の芽生え、 白は新しい愛 … そして、色を問わずに本数で決まる花言葉もある。99本は永遠… 続きを読む
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花のはなし 「桜もちの香り」
2023年04月09日
桜の季節を彩る、桜もち。 餅を優しく包むのは柔らかなオオシマザクラの葉が多く使われ、塩漬けにすることによってあの独特の香りを呼び覚ますそうだ。 ひとつ、手に取り、葉をめくる……。口に運ぶ… 続きを読む
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花のはなし 「隅田川の春」
2023年04月09日
滝廉太郎作曲、武島羽衣作詞「花」 春のうららの隅田川 のぼりくだりの舟人が・・・ と歌うその歌詞は当時隅田川で盛んだったレガッタの光景だと言われる。 その一方で、歌詞の元になったとされる… 続きを読む
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春のはなし 「4月始まりの手帳」
2023年03月26日
文房具屋に4月始まりの手帳が並んでいる。 最初の月が4月ということ以外は1月始まりの手帳と同じ。違うのは、窓の外の景色。そして、いちばんはじめに書く予定。 4月始まりの手帳は年度の切り替… 続きを読む
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春のはなし 「3月の春と4月の春」
2023年03月26日
見送る春 と 迎える春 がある迎える春は華やかだが 見送る春は時間がゆっくり流れていてその時間ときの中で遥か昔を思い出すひと気のない教室空になったロッカーきれいに拭かれた黒板柱の相合い傘 木洩… 続きを読む