薄組(194)
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春のはなし 「卒業とは」
2023年03月26日
春は、卒業の季節。この卒業という言葉には、『別れ』や、『終わり』というイメージがある。 一方、英語でいう卒業は、graduation(グラデュエーション)その語源はラテン語のgradus(グラ… 続きを読む
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春のはなし 「桜鯛」
2023年03月26日
昔から鯛は縁起の良い魚とされる。 桜の時期に旬を迎える桜鯛は産卵に備えしっかり栄養を蓄えて桜色に染まった真鯛の呼び名だ。 谷崎潤一郎の「細雪」には京都の花見のくだりで鯛の話が出てくる。妻… 続きを読む
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春のはなし 「さくらびと」
2023年03月26日
桜の花を眺める人を「桜人」という。 桜のつぼみの紅色は開花とともにアントシアニンが薄くなり花びらが白くなる。散りぎわには新たなアントシアニンが集まり中心が赤みを帯びる。 こうして咲き始め… 続きを読む
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春のはなし 「桜の樹の下には」
2023年03月26日
桜の樹の下には屍体が埋まっている!梶井基次郎の小説の始まりの一文。青空の下、満開の桜もきれいだけれど、真夜中に観る桜はまったく別のもの。 静まり返った公園、狂ったように咲き誇る桜。確かに屍体さ… 続きを読む
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春のはなし 「春の来ない庭」
2023年03月26日
大男の庭には美しい花が咲き、小鳥が歌い、子どもたちの遊ぶ声が聞こえた。 ある時、その庭に春が来ない。大男が子どもたちに遊ぶことを禁じたのだ。庭は雪に閉ざされ、冷たい冬が続いた。これはオスカー・… 続きを読む
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春のはなし 「春はあけぼの」
2023年03月26日
「春はあけぼの」と古の人は言った。日が昇る前、東の空がゆるりゆるりと光を増してゆく。そのわずかなひと時を眺めたのだろう。 夜明けに帰っていく人を見送ったときこんな空があったのだろうか。 … 続きを読む
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チョコレートのはなし 「はじめてのチョコレート」
2023年02月19日
はじめてチョコレートを食べた時の記憶がある人はどれくらいいるだろう。覚えていなかったとしても、特別な美味しさにきっと感動したに違いない。 日本人が初めてチョコレートを食べた時の記録として最も信… 続きを読む
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チョコレートのはなし 「甘やかしたい時に」
2023年02月19日
仕事で大変だった時、嫌なことがあった時、つい甘いものに逃げてしまいがち。 そんなあなたに、イタリアの詩人フランチェスコ・ペトラルカの言葉を捧げる。 ほんの少しの甘味は、たくさんの苦味をか… 続きを読む
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チョコレートのはなし 「バレンタインのチョコレート」
2023年02月19日
先日のバレンタインデー、世界的には恋人や夫婦の記念日とされている。実はチョコレートを贈るのは日本だけ。1930年代のあるお菓子メーカーのキャンペーンから火がついた。 しかし、理由はともかくもら… 続きを読む
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チョコレートのはなし 「チョコミントの日」
2023年02月19日
本日、2月19日はチョコミントの日。もともとは全米菓子協会が制定したのがはじまりだった。 1970年代にアメリカのアイスクリームチェーンが日本に上陸。看板メニューだったチョコミントアイスが日本… 続きを読む