薄組(194)
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絵のはなし 16世紀の紅葉狩り
2022年11月20日
狩野派の絵師・狩野秀頼が手がけた国宝・「観楓図屏風(かんぷうずびょうぶ)」。 紅葉の名所、京都の高雄で。武士、僧侶、そして女性など、さまざまな人物が紅葉狩り(もみじがり)を楽しむ姿が描かれてい… 続きを読む
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絵のはなし 小さな大人の時間
2022年11月20日
16世紀フランドル地方の画家、ピーテル・ブリューゲル。 代表作「子供の遊戯」の中でブリューゲルは、250人以上の子どもと80種類以上の遊びを描いた。 馬跳び、輪っか転がし、洗礼ごっこ・・… 続きを読む
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絵のはなし ないもの
2022年11月20日
ミレイの名画「オフィーリア」。ハムレットに拒否され、狂気の中で死んでいくオフィーリアの悲しい最期を描いている。しかし、彼女の口元は、微笑みともとれる表情。その違和感が、かえって観る人の心をとらえた。… 続きを読む
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絵のはなし 右の絵
2022年11月20日
右側に重心がある絵は、安心感を与えるという。代表的なのが、葛飾北斎の赤富士。立派な富士山は、右側にある。 対して、黒田清輝の「湖畔」は、女性を左側に描くことで、不安定な儚さを表現した。 … 続きを読む
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絵のはなし 画家と自然
2022年11月20日
「画家は自然を師としなければならない」そう言ったのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ。 セザンヌもまた「芸術は、我々に自然が永遠であることを味わわせなければならない」という名言をのこす。 天才… 続きを読む
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絵のはなし ダリ
2022年11月20日
「画家は自然を師としなければならない」そう言ったのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ。 セザンヌもまた「芸術は、我々に自然が永遠であることを味わわせなければならない」という名言をのこす。 天才… 続きを読む
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絵のはなし モネのポプラ並木
2022年11月20日
印象派の画家、クロード・モネは同じモチーフを繰り返し描く、連作絵画で有名だ。 1891年、51歳のモネは近所のポプラ並木に夢中だった。春の青々しい姿、夏の日差し、秋の曇り空、同じ風景でも、印象… 続きを読む
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絵のはなし 額縁庭園
2022年11月20日
京都の寺院・源光庵には、紅葉の美しい日本庭園がある。室内から眺めると、窓枠が額縁となり風景は一幅の絵画となる。 額縁の形は2種類。丸型と、四角型。「悟りの窓」と「迷いの窓」と呼ばれている。どち… 続きを読む
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命のはなし ホピ族との共通点
2022年10月16日
日本では古来から命は自然の一部、という考え方がある。 その思想を今なお強く持つのが、ネイティブアメリカンのホピ族。 亡くなった人を埋葬することは、母なる大地に還すこと。命は土に還り、魂は… 続きを読む
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命のはなし 北斎の命
2022年10月16日
葛飾北斎の『富嶽百景』。あとがきにはこんな一節がある。 100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。 90歳でこの世を去った北斎。 あと10年命があれば生… 続きを読む