薄組(194)
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手紙のはなし 「南極のポスト」
2023年07月23日
年に1度だけ開設される、郵便局がある。南極の「昭和基地内分室」だ。 郵便料金は、日本国内と同じ。年間約1000通の郵便物が差し出されるそうだが、それが日本に届くのは、南極観測船が往復する、年に… 続きを読む
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手紙のはなし 「世界一短い手紙」
2023年07月23日
世界一短い手紙。それは、ヴィクトル・ユーゴーが出版社に送った手紙だと言われている。 便箋にたった一文字、「?(はてなマーク)」のみ。「レ・ミゼラブル」の売れ行きを心配して送ったものだった。 … 続きを読む
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手紙のはなし 「紫式部の文通」
2023年07月23日
『源氏物語』で有名な紫式部。彼女は結婚してわずか数年で夫に先立たれた。幼い娘とふたり、悲しみと生活の苦労の中、彼女を励ましたのは物語の存在だったという。 当時は漢文や和歌こそが学問であり、物語… 続きを読む
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手紙のはなし 「手紙の書き方」
2023年07月23日
作家・遠藤周作の作品には、手紙の書き方の本もある。タイトルはこう。『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』 読んでみると、ユーモアたっぷりの文章で、久し… 続きを読む
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手紙のはなし 「漢字のない手紙」
2023年07月23日
日本の郵便制度をつくった、前島密。彼は、将軍・徳川慶喜に漢字を廃止してはどうかと進言していた。 甥っ子に漢字の書物を見せた時に、教える難しさを痛感。国民に学問を広めるためには、簡単な文字を使う… 続きを読む
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手紙のはなし 「文の上達を祈る月」
2023年07月23日
旧暦の7月には、文月(ふみつき)という呼び名がある。 7月7日の七夕の夜に書物をひろげて干す行事があったことから、「文被月(ふみひろげづき)」、転じて、「文月」になったという説がある。 … 続きを読む
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日本語のはなし 「さようなら」
2023年06月18日
さようなら。どこか切ない響きを持つこの日本語。 語源は、「さようならば」という言葉だ。源氏物語や竹取物語など、平安時代の文学では別れの場面でよく使われている接続詞。「さようならばお別れしましょ… 続きを読む
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日本語のはなし 「ひらがなとカタカナ1」
2023年06月18日
日本語。漢字、ひらなが、カタカナ、3種類もの文字を使う言語はめずらしいそうだ。 ひらがなもカタカナも平安時代に万葉仮名から生まれた。 画数が多い万葉仮名を、日常使いできるように書きくずし… 続きを読む
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日本語のはなし 「夏の雨」
2023年06月18日
6月、梅雨。 変化もなく降り続く夏の始まりの雨を、昔の日本では今よりずっと、多様な姿で捉えていたようだ。 日本語の雨にまつわる表現は、百以上あるという。この時期の雨も、たくさんの細やかな… 続きを読む
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日本語のはなし 「ひらがなとカタカナ2」
2023年06月18日
日本語の2つの文字、ひらがなとカタカナ。カタカナは、外来語を表現する際に使われるという印象が今は強いが、戦前までは全く違った存在だった。 当時、カタカナは主にオフィシャルな用途の文字。官公庁の… 続きを読む