2022年10月23日
櫻井瞭
世界ユキヒョウの日 『幻の動物』
今日は、世界ユキヒョウの日。
ユキヒョウは、世界で最も高い場所に生息する
ネコ科の動物。
人が立ち入るのも難しいヒマラヤで暮らす彼らは、
つい最近まで生態もわからず、
幻の動物と呼ばれていた。
現在の推定個体数は約7,000頭。
絶滅危惧種に指定されている。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
ユキヒョウは、世界で最も高い場所に生息する
ネコ科の動物。
人が立ち入るのも難しいヒマラヤで暮らす彼らは、
つい最近まで生態もわからず、
幻の動物と呼ばれていた。
現在の推定個体数は約7,000頭。
絶滅危惧種に指定されている。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
その記念日が制定されたのは、
今から8年前のこと。
キルギスの首都ビシュケクで行われた、
第一回、世界ユキヒョウ保護フォーラム。
中央アジア12か国の代表者が、
ユキヒョウの生態系保護について話し合った。
10月23日は、保護計画への合意が得られた日。
寒さを好むユキヒョウの保護には、
世界的な気候変動対策も必要不可欠だ。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
丸顔で、動物園の人気者でもあるユキヒョウ。
だが、その野性の姿を知る中央アジアでは、
神聖な動物として扱われている。
モンゴルの遊牧民の間には、
ユキヒョウの祟りから逃れるための方法が
今も伝わる。
間違って殺してしまったら、
急いで口にミルクを流し込み、
神様に「生きてますよ」とアピールする。
やむを得ず殺さなければならないときは、
村で一番偉い人の名前を叫び、
自分の意思ではないことをアピールする。
ちなみに叫ぶ名前は、
偉い人なら誰でもいいらしい。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
ネコ科の中で、最も長いしっぽを持つユキヒョウ。
そのしっぽを噛むのが、彼らは大好き。
マフラーのように口に回して、しっぽをハムハム。
子どもたちも、お母さんのしっぽをハムハム。
口にくわえると安心するのだろうか。
その理由はわかっていない。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
大きな肉球で、ちょっと短足。
そんなユキヒョウの愛すべき足には、
動物界トップクラスのジャンプ力がある。
ヒマラヤの崖で暮らす彼らは、
バスケットコートの横幅と同じ
15mくらいの距離を、軽くジャンプ。
足は短くても鍛えれば跳べるのだ。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
ヒマラヤの広大な自然の中で、ひっそりと暮らすユキヒョウ。
その調査には、最新の技術が活用されている。
監視カメラが撮影した膨大な画像データから、
画像認証機能を備えたAIが、
ユキヒョウの姿を見つけ出す。
人間が10日かかっていた作業を、10分でこなす。
ユキヒョウの絶滅を食い止めたい。
そのために
人は科学で大自然と向き合っている。
2022年10月23日
カザフスタンの通貨、「テンゲ」は、
世界で最も美しい紙幣の一つ。
国際銀行券協会が発表する
Banknote of the yearを3年連続で受賞している。
2003年に発行された10000テンゲ紙幣には、
カザフスタンの天然記念物でもある、
ユキヒョウがデザインされていた。
今は市場に流通しておらず、
ユキヒョウ同様、中々お目にかかれない。
今日は、世界ユキヒョウの日。
2022年10月23日
今日は、世界ユキヒョウの日。
雪山に棲む、白と黒のまだら模様をしたユキヒョウ。
だが、遺伝子的にはヒョウではなく、トラの仲間。
ちなみに、ヒョウはライオンの仲間。
ややこしく、かわいいネコ科の生き物たち。
いま26種類ほどが絶滅の危機に瀕しているそうだ。
2022年10月22日
行く川の流れに、人は何を重ねてきたか。
ゆく河の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず。
鎌倉時代、鴨長明によって記された
「方丈記」冒頭の一文。
そこに込められたのは、
移り行くもののはかなさ、無常観。
その随筆の中で、鴨長明は
乱世を生き抜く術として
自身が住む小さな庵への愛着さえ
自らに戒めている。
SNS上に次々と現れては
消えていく事々は、まるでよどみに浮かぶ
うたかたのよう。少し心を離して
その流れを眺めるぐらいが、
丁度いいのかもしれない。
2022年10月22日
行く川の流れに、人は何を重ねてきたか。
その鐘の音を聞いた者は、次の瞬間、
冥界へと続く川の流れに身を浸している。
オーストラリアの作家
ガース・ニクスが紡ぐ物語「サブリエル」は、
死を司る7つのハンドベルを携えた主人公が
活躍するダーク・ファンタジー。
その中で描かれるのが、
冥界に向かって滔々と流れる川。
鐘の音によって深い眠りについた者は
正邪の違いなく皆、
流れに乗って冥界へと落ちていく。
その流れは、
呪いでもあり、福音でもあるのだ。