2022年10月09日
仲澤南
秋の夜長に熟睡を・三年寝太郎
昔、ある村に寝てばかりいる男がいた。
村人は男を寝太郎と呼んだ。
3年が経った。
寝太郎は突然起き出して山に登り
巨大な岩を動かして川の水を田畑に導いた。
こうして村は長年の旱魃から救われた。
寝太郎は3年かけて、村を救う方法を考えていたのだ。
10月9日は熟睡の日
閃きを生みだす熟睡を。
2022年10月09日
昔、ある村に寝てばかりいる男がいた。
村人は男を寝太郎と呼んだ。
3年が経った。
寝太郎は突然起き出して山に登り
巨大な岩を動かして川の水を田畑に導いた。
こうして村は長年の旱魃から救われた。
寝太郎は3年かけて、村を救う方法を考えていたのだ。
10月9日は熟睡の日
閃きを生みだす熟睡を。
2022年10月09日
かつて、映画界の巨匠・黒澤明は語った。
「人間は、夢を見ている時、天才なのです。」
黒澤は実際に、自身の夢を題材にして
「夢」という映画を完成させている。
黒沢によれば、夢は人間の切実な願望が、
天才的な表現力で描き出されたものだという。
確かに「夢は未来を告げる」という考えは
世界中にあるし、
発明や発見、そして芸術の世界でも
夢から新しい着想を得たケースは多い。
10月9日は熟睡の日
秋の夜長に、天才を生み出す熟睡を。
2022年10月09日
エジソン、ダ・ヴィンチ、ナポレオン。
この三人の偉人には共通点がある。
それは、昼寝。
エジソンは1〜2時間、
ダ・ヴィンチは15分ほどの昼寝を数回。
ナポレオンはなんと、馬に乗りながら寝ていたという逸話がある。
その有効性を現代の科学で解明すると、
エジソン の昼寝は90分ほどで睡眠不足を解消する、ホリデー・ナップ。
ダ・ヴィンチは20分ほどで集中力を高める、パワー・ナップ。
ナポレオンは1分ほどで脳を休める、マイクロ・ナップにあたる。
昼寝はいま世界的な企業にも導入されている。
偉人たちは、睡眠の先駆者でもあったのだ。
10月9日は熟睡の日。
2022年10月09日
睡眠時間が最も長い動物、コアラ。
1日になんと22時間も眠るという。
その理由は、彼らの食べ物にある。
コアラの主食・ユーカリは、
食物繊維が多く毒素も持っている。
体内での消化や解毒に
かなりのエネルギーを費やしてしまうのだ。
食べて寝る。気楽な暮らしに思えるが、
ああ見えて苦労があるらしい。
10月9日は熟睡の日。
2022年10月09日
水面(みなも)に浮かぶ大きな葉と、色鮮やかな花。
睡蓮は、その咲く場所から
誤って水の蓮と書かれることも多いが、
正しくは睡る蓮と書いて睡蓮と読む。
これは朝に開いた花が、
夕方にはまるで睡るように閉じることに由来する。
睡蓮が咲くのは4月から10月。
睡蓮が「休眠」という本当の眠りに入るのは
これからだ。
10月9日は熟睡の日。
2022年10月09日
徳川家康が幼い頃に教えを受けた和尚さんがいた。
あるとき、お城に招いて昔話をしていると
和尚さんは居眠りをはじめてしまった。
怒り出す家臣に、家康は言った。
和尚にとって私はまだ可愛い子供なのだ。
だから安心して眠っている。
私はそれが嬉しい。
居眠り和尚さんの寺が「眠る可し(ねむるべし)」の
「可睡斎(かすいさい)」と呼ばれるようになったのは
それからだ。
安眠のお寺、可睡斎には安眠のお守りを置いてある。
10月9日は熟睡の日。
2022年10月09日
戦国武将・武田信玄ゆかりの地に、
夢見山(ゆめみやま)という小さな山がある。
あるときこの山に登ってうたた寝をしていた信玄の夢に
三味線を弾くという美女が現れた。
しかし弾き始める前に目が覚め、
起きると体中に蜘蛛の糸が巻かれていた。
不思議なことにそれ以来、
蜘蛛は信玄の枕元に現れて、戦の運を占ったそうだ。
それ以来、夢見山で眠ると
いい夢が見られると伝わっている。
10月9日は熟睡の日。
みんないい夢を。
2022年10月09日
日に日に夜が長くなる。
体の中では、
眠るために必要な睡眠ホルモンの分泌が活発になって
心地よく眠れるようになるという。
今日を終わらせるのは名残惜しいが、
ぐっすり眠るにはいい季節。
10月9日は熟睡の日。
秋の夜長に、心地よい熟睡を。
2022年10月08日
ハーブとしても愛される月桂樹。
それは女神が姿を変えた木。
古代ギリシャで、2人の神さまが矢に射抜かれた。
太陽の神アポロンは恋の矢に。
女神ダフネは相手を嫌う矢に。
そうして永遠に実ることのない
恋の追いかけっこが始まる。
ついに追いつかれる、そのとき。
ダフネは叫んだという。
「私を何か他のものに変えて!」
一瞬。
彼女は月桂樹に姿をかえた。
そうして美しい香りだけが残された。
~今日は木の日~
2022年10月08日
世界一危険、として
ギネスブックに載っている木がある。
その名はマンチニール。
スペインでは「死の小林檎」と呼ばれている。
葉や実はおろか、
樹液にまで猛毒が含まれており
その毒は水に溶けやすいため
下で雨宿りをするだけで命取りになる。
そんな恐ろしい木でも
天然の防風林として、
人々の生活を守っているそうだ。
〜今日は木の日〜