2022年07月16日
廣瀬大
表現者たちの創作術 ミランダ・ジュライ
表現者たちの創作術。
小説家、映画監督、パフォーマンスアーティスといった
いくつもの顔を持つミランダ・ジュライ。
常に多忙な彼女にとって、
大切な創作の時間のひとつが散歩。
ネタを仕込んでから散歩に出る。
ただ散歩を楽しんでいるだけ…と
自分に思わせておく。
そしてアイデアが浮かぶとスマートフォンの音声メモに録音する。
ベートーベンやアインシュタインなど、
昔から散歩を創作の大切な時間と考えた偉人は多い。
2022年07月16日
表現者たちの創作術。
小説家、映画監督、パフォーマンスアーティスといった
いくつもの顔を持つミランダ・ジュライ。
常に多忙な彼女にとって、
大切な創作の時間のひとつが散歩。
ネタを仕込んでから散歩に出る。
ただ散歩を楽しんでいるだけ…と
自分に思わせておく。
そしてアイデアが浮かぶとスマートフォンの音声メモに録音する。
ベートーベンやアインシュタインなど、
昔から散歩を創作の大切な時間と考えた偉人は多い。
2022年07月16日
表現者たちの創作術。
自分を「水平系」の作家と言ったのはトルーマン・カポーティー。
「ティファニーで朝食を」や「冷血」で知られる彼は、
横になってないと何も考えられないという。
加えて必要なのは煙草とコーヒー。
彼はソファやカウチに体をゆったりと横たえて、
煙草をぷかぷかふかし、コーヒーを口に運びながら、
創作活動を行った。
2022年07月16日
表現者たちの創作術
「老人と海」などの作品で知られるアーネスト・ヘミングウェイ。
酒と釣りや狩りを愛した作家というイメージのある彼だが
日々の執筆活動はとても規則正しかった。
毎朝、夜が開けたらできるだけ早くに書き始め、
正午ぐらいまでには終えていたという。
彼の執筆の特徴は、立って書くこと。
高い台にタイプライターを置き執筆した。
そして、毎日、仕事を終えると書いた文字数を記録した。
2022年07月16日
表現者たちの創作術。
世界的な建築家のフランク・ロイド・ライトは
打ち合わせの直前まで設計図を描かなかったという。
彼が代表作「落水荘」の設計図に取り掛かったのは、
クライアントがあと二時間でそちらに着くと
電話をしてきてからだったという逸話もある。
ライトは頭の中で全体像を組み立てたあと、
最後に渾身の集中力で、そのアイデアを設計図に
落とし込んでいったのだろう。
2022年07月16日
「キャリー」や「シャイニング」などの作品で知られる
モダン・ホラーの第一人者、スティーヴン・キング。
ホラーに限らず「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」
など映画化された話題作も数多く手がける。
そんな多作のスティーヴン・キングは、執筆に取り組み始めたら、
クリスマスも独立記念日も誕生日も関係なく、
1日2000語を目標に毎日、休むことなく書き続けるそうだ。
毎日、コツコツと書き綴っていないと、
登場人物が薄っぺらくなり、語り口の切れ味が鈍り、
なにより新しいストーリーを紡ぎ出す興奮そのものが
どんどん冷めていってしまうという。
瑞々しく熱いインスピレーションに導かれて文章を書くには、
それぐらいの量とスピードで書いていくことが必要で、
どんなに長い原稿でも初稿は3ヶ月以内に仕上げたいのだそう。
そんな彼は、
書斎は寝室と同様に夢を見るためのプライベートな空間だという。
毎日、ほぼ同じ時間に書斎に入って執筆にとりかかるのは、
毎晩、ほぼ同じ時間にベッドに入って眠りにつくのと同じく、
夢を見るためだ。
小説を書いているときは、眠っているときと同様に、
日常生活のさまざまな思考から精神を解き放つ時間となる。
その習慣を身につけることで、
目覚めている意識を創造的な眠りに導き、
現実から離れてイマジネーション豊かな白日夢を見ることができるようになる。
それが創作なのだという。
2022年07月10日
納豆の旬は、1月だと言われている。
暖かい季節の方が発酵に良さそうな気がするが、
関係していたのは、大豆の収穫時期。
秋に収穫した大豆を少し寝かせ、
旨味がギュッと凝縮したタイミングで納豆にすると、
ちょうど1月頃に出来上がるのだそうだ。
かつては正月にいただく風習もあった納豆は、
冬の季語とされている。
それでも7/10は、
ナナとトオで、納豆の日。
2022年07月10日
「納豆の 糸引張つて 遊びけり」
食べ物で遊んではいけませんと言われそうなこの句は、
小林一茶が詠んだものである。
ねばねばと伸びる糸を見て喜ぶ子供の、
にぎやかな食事の時間を詠んだのだろうか。
それとも、
納豆の糸でもいじるしかない、
一人寂しい食卓の情景を描いたものだろうか。
生涯で2万の俳句を遺した小林一茶。
その粘りが生み出す味は、実に奥深い。
今日は、納豆の日。
2022年07月10日
昭和の時代を生きた、
岩手県出身の漫画家、金子重正。
東京の美術学校在学中から才能を認められ、
少年少女向け雑誌で数多くの作品を発表した。
そんな金子の作品の一つに、こんなものがある。
「納豆売りの少女」。
家庭的にも金銭的にも恵まれない少女が、
雨の中、涙ながらに納豆を売り歩くという、
悲しき物語。
「マッチ売りの少女」を彷彿とさせるタイトルだが、
よりによってなぜ「納豆」なのか。
現代の私たちが、そう感じるのも無理はない。
冷蔵技術や流通網が発達する前、
つまり昭和の前半までは、納豆は納豆売りから買うものだった。
「ナーットナットー」の声で目覚める朝というのは、江戸時代からの風物詩。
「納豆売り」という言葉自体が、馴染みのあるものだったのだ。
今では全国のスーパーでいつでも買えるようになった納豆。
ただ、納豆がより身近だったのは、どっちの時代なのだろう。
今日は、納豆の日。
2022年07月10日
昭和の時代を生きた、
岩手県出身の漫画家、金子重正。
東京の美術学校在学中から才能を認められ、
少年少女向け雑誌で数多くの作品を発表した。
そんな金子の作品の一つに、こんなものがある。
「納豆売りの少女」。
家庭的にも金銭的にも恵まれない少女が、
雨の中、涙ながらに納豆を売り歩くという、
悲しき物語。
「マッチ売りの少女」を彷彿とさせるタイトルだが、
よりによってなぜ「納豆」なのか。
現代の私たちが、そう感じるのも無理はない。
冷蔵技術や流通網が発達する前、
つまり昭和の前半までは、納豆は納豆売りから買うものだった。
「ナーットナットー」の声で目覚める朝というのは、江戸時代からの風物詩。
「納豆売り」という言葉自体が、馴染みのあるものだったのだ。
今では全国のスーパーでいつでも買えるようになった納豆。
ただ、納豆がより身近だったのは、どっちの時代なのだろう。
今日は、納豆の日。
2022年07月09日
スペイン南部アンダルシア地方。
気温40度を超える夏のごちそうは
冷製スープ「ガスパチョ」。
野菜とニンニク、パンを細かく砕き、塩と酢で味を付けるだけ。
ほてった体に素材の力がしみわたる。
ガスパチョとは、アラビア語でびしゃびしゃのパン、という意味。
この地は、8世紀から15世紀に
アフリカ系のイスラム教徒が支配していたので
ことばや文化にもその影響がっている
スープ一皿で、異国の歴史を味わう旅ができる。
さあ、おいしい夏に旅に出よう。