環境の日

いま誰かが実践している環境への取り組み。

「自分で生きている魚をさばく」

ある学校の先生が教えてくれたこと。
子どもたちはぴちぴちと跳ねる生きた魚に
包丁をあて、自分でさばく経験をすると
命をいただいていることを自覚するのだそう。

「これは絶対に食べ残しちゃいけないって思うんです」
と先生。

すべての人が生き物をさばく経験をすると、
食品ロスは減るんではないですかね、
というのが彼の持論。

環境の日

いま誰かが実践している環境への取り組み。

「移動をサイクリングにする」

IT会社のエンジニアが教えてくれた取り組み。
すすめられて
それほど遠くない場所への移動を自転車にした。

クルマだと平坦に思えた道路のアップダウンを
自転車が教えてくれた。
日射しと風を直接浴びて身体が目覚める感覚も
新鮮だった。

「身体に心地いいことは、
たいがい地球環境にもいいんじゃないですかね」
という彼の言葉は妙に説得力がある。

環境の日

いま誰かが実践している環境への取り組み。

「電気をスイッチする」

ある編集者が教えてくれた取り組み。
家に来ている電気がどうつくられているのか調べ、
再生可能エネルギーを使う電力会社に変える。

これは電力会社がエネルギー源を見直す
きっかけを促すことになる。

「どんなものを購入するか、
その選択も実は環境への取り組みなんですよね」
と彼女は言う。

環境の日

いま誰かが実践している環境への取り組み。

「手抜きシェフになる」

ある編集者が教えてくれた取り組み。
カンタンにおいしい料理をつくろうとすると
地元で取れた新鮮な食材を使うのが近道。

大根もジャガイモもニンジンも
皮ごと食べておいしい。
台所のゴミがずいぶん減った。

「地産地消って、生き物にとっていちばん自然なスタイルですよね」
と彼女は言っている。

イーロンマスクが掘っている未来♯１

Iron is boring。
イーロンマスクは退屈しているのではない。
穴を掘っているのだ。

イーロンマスクは、ボーリングカンパニーという会社を立ち上げ、
地下に、車を運ぶ3Dトンネルネットワークをつくろうとしている。

渋滞は、世界中で最も魂を破壊することのひとつで
多くの人の人生を奪っている。

そう言う彼は、地下トンネルによって
渋滞を地球上からなくす計画を立てている。　

地上の道路から車ごとエレベーターに乗り込み
カー・スケートと呼ばれる台に車を乗せたまま
トンネルを進む構想だ。

イーロンマスクが掘っている未来 ♯2

イーロンマスクの
地下3Dトンネルネットワークが実現すれば、
ロスアンジェルスの中心街から、
空港まで６分で行けるようになると言う。

 You can go much further deep than you can go up. 
上よりも、下にいく方がずっと先まで行けるんです。

鉱石などの資源を掘るための穴は、
世界で最も高いビルの高さよりずっと深い。
だから、トンネルは何レイヤーでも掘ることが可能。
渋滞を完全になくすまで。

イーロンマスクが掘っている未来 ♯3

誰もが、車が空を飛んでいる未来を想像したことがあるだろう。

しかし、イーロンマスクはこう反論する。

空飛ぶ車はとてもうるさい。
行く先々でいつも頭の上をたくさんのうるさい車が
飛び回っていることを想像してみてください。
心が安らぐことはないでしょう。

だから私は、地下にトンネルを掘っている。

私はロケットの開発もしていて

I like flying thing,
飛ぶものは好きなんですけどね。

イーロンマスクが掘っている未来 ♯4

渋滞を解消する地下3Dトンネルネットワークを実現するために
イーロンマスクはボーリングカンパニーを立ち上げた。

そこで、彼はギャリィという名のカタツムリを飼っている。
カタツムリは現在のトンネルを掘る機械よりも１４倍速く進むことができる。

Victory is beating the snail.
勝利はカタツムリのスピードを超えることです。イーロンはそう語る。

１４倍の速さでトンネルを掘ることができば
コストも１４分の１になる。

イーロンマスクが掘っている未来♯5

 it’s quite difficult to dig tunnels normally.
普通にトンネルを掘るだけではまったく実現できない。

イーロンマスクは、
次の３つの進化を、トンネルを掘る機械におこすことにより
コストを下げようとしている。

緊急車両のスペースも、換気設備もいらず、
車を乗せる台が通れればいいため、
トンネルの断面積が４分の１になる。
これで、４段階の改善。

今の機械では掘った後、機械を止め、壁を補強しているので、
掘りながら壁を補強できる機械がつくれれば２段階の改善。
掘るパワーをあげれば最大で５段階の改善。

これでカタツムリのスピードを超え
トンネルを掘るコストが１４分の１になるという。

イーロンマスクが掘っている未来 ♯6

イーロンマスクは地下3Dトンネルネットワークによって
渋滞を解消しようとしている。

そして、例えば、ニューヨークからワシントンのような
都市と都市の移動には
ハイパールーフと言う真空トンネルでさらに高速移動ができるとしている。

水圧に耐えられるトンネルをつくれば
自動的に真空に耐える強度になるため、後から、
トンネルを真空にすることも可能だという。

スペースXの隣に施設をつくり、実験を繰り返している。

 faster than the world’s fastest bullet train

世界最速の列車よりも速い速度に、1.2kmの距離で達したという。