2023年10月01日

執筆者仲澤南

コーヒー好きのあの人 「ベンジャミン・フランクリン」

アメリカ建国の父・ベンジャミン・フランクリンは、

コーヒーが大好き。

頻繁に訪れたヨーロッパでは

カフェに入り浸っていたことで知られている。

離れて暮らす姉妹に、

自分への手紙の宛先をそこに指定するほどに。

当時のカフェは

学者や芸術家、政治家が自由に議論する場所だった。

新しい知識や思想に触れることができた。

アメリカ建国も、そこから始まったのだろうか。

Let’s have a coffee break.

2023年10月01日

執筆者仲澤南

コーヒー好きのあの人 「ナポレオン」

コーヒーをこよなく愛したフランス皇帝、ナポレオン。

しかし、皇帝失脚の背景にもコーヒーがあった。
ナポレオンは戦時中、
イギリス経済に打撃を与えようと大陸封鎖を行った。
結果、コーヒーなどの輸入品が手に入りにくくなり、
ヨーロッパ諸国の反感を買ったのだ。

大好きなものがきっかけで失脚するとは、
なんとも苦い経験だ。

Let’s have a coffee break.

2023年10月01日

執筆者仲澤南

コーヒー好きのあの人 「バルザック」

コーヒーはしばしば、
創作活動のお供にされてきた。

たとえば、フランスの作家・バルザック。
彼は夜中の1時頃に起きると、
昼頃までコーヒーを
飲んでは書き、書いては飲んだ。

バルザックはコーヒーのことを、こう述べている。

想像力豊かなこの労働機械の活動を
再々促す黒い油だった。

コーヒーは、彼にとって貴重な燃料だったのだ。

Let’s have a coffee break.

2023年10月01日

執筆者仲澤南

Photo by Nathan Dumlao on Unsplash

コーヒー好きのあの人 「偉人の仕事」

コーヒーをこよなく愛した偉人たち。
彼らに共通するのは、
コーヒーを仕事の活力にしていたことだ。

ある人は、創作の題材に。
ある人は、活力の源に。

あるいは、それは偉人に限らず
人間すべてに言えることかもしれない。

Let’s have a coffee break.

2023年09月30日

執筆者中山佐知子

ロビンソン・クルーソー 「ロビンソン・クロイツネル」

ダニエル・デフォーの小説
「ロビンソン・クルーソー」の書き出しは
主人公の自己紹介からはじまる。

それによると、ロビンソン・クルーソーは
1632年、イギリスのヨーク市で生まれた。
父はドイツのブレーメン出身の貿易商。
ロビンソン・クルーソーの正式な名前は
ロビンソン・クロイツネルと書いてあるから、
クルーソーはドイツ語を読むときのイギリス訛りかもしれない。

ロビンソン・クルーソーは親に反抗し船乗りになったが
船が難破したり海賊に襲われたり、
無人島以前の人生もすでに波乱万丈だった。

ロビンソン・クルーソーは1959年9月30日に
無人島に漂着した。

2023年09月30日

執筆者中山佐知子

ロビンソン・クルーソー 「フライデー」

ロビンソン・クルーソーが無人島で暮らし始めて23年め、
近くの島からやってきた人々が捕虜の若者を連れていた。
ロビンソン・クルーソーがその若者を助けると
彼は忠誠を誓い、またとない召使になった。

若者はフライデーと名付けられた。
助けた日が金曜日だったからだ。

ロビンソン・クルーソーは暦をつくっていた。
暦は無人島で必要だろうか?
たぶん、神に祈るために必要なのだろう。

2023年09月30日

執筆者中山佐知子

Photo by razel.mella

ロビンソン・クルーソー 「無人島」

南アメリカはチリの沖合に
ロビンソン・クルーソーという名前の島がある。
この島は小説「ロビンソン・クルーソー」のモデルになった
アレキサンダー・セルカークが漂流した島…と言われていた。

とはいえ、セルカークが漂着したのは1704年。
4年余りの自給自足生活を証拠立てるものは
何もなかった。

それでも無人島だったこの島は1966年に
ロビンソン・クルーソー島という名前になった。

2023年09月30日

執筆者中山佐知子

ロビンソン・クルーソー 「日本人探検家」

ロビンソン・クルーソーのモデルになった
アレキサンダー・セルカーク。
しかし、彼が漂着したという無人島には
自給自足生活の証拠になるものが何もなかった。

探検家高橋大輔は
セルカークが住んだ場所を探すために
同じ島で自給自足生活をこころみた。
自分がもし漂流者だとしたら
この島のどこに住むだろう。

古い地図を調べ、文献を読み
セルカークの足跡をたどった。

2005年、深さ2メートル余りの土の下から
航海用のコンパスの破片が見つかった。
そこがセルカークの場所だった。

高橋大輔はイギリスの王立地理学会から
Chartered Geographerの栄誉を与えられた。

2023年09月30日

執筆者中山佐知子

ロビンソン・クルーソー 「持続可能」

ある日、野生の山羊を
銃で仕留めようとしたロビンソン・クルーソーは
殺して食べるとそれっきりだと気づいた。

山羊は捉えて増やすことにした。
持続可能な食料の確保である。

地面から生える麦も見つけた。
難破船から持ち出した鶏の餌の最後の数粒を
地面に捨てたことを思い出した。
ロビンソン・クルーソーはこれを丁寧に収穫し、
その3分の2を地面に蒔き
リスク分散のために3分の1を残した。
翌年も同じようにした。
ようやくパンを焼いたのは4年めだった。

彼が無人島でしたことは
持続可能な、そして未来を豊かにする再生産だった。

2023年09月30日

執筆者中山佐知子

ロビンソン・クルーソー 「バランスシート」

ロビンソン・クルーソーが難破船から無人島に漂着したとき
持ち物は小さなナイフとパイプとわずかなタバコだけだった。

いま現在の自分の幸せと不幸を書き出すことにした。
幸と不幸のバランスシートである。

救助の見込みのない無人島にいる不幸。
全員が溺れたのに自分は生きている幸せ。

仲間がいない不幸。
でも、難破船から持ち出した物資がある幸せ。

ロビンソン・クルーソーは
バランスシートを見て、神に感謝した。