2023年08月06日
櫻井瞭
「アマビエの真実」
今夜は、背筋をほんのり涼しくする、妖怪の小話を。
コロナ禍で一躍有名になった妖怪、アマビエ。
1846年の瓦版には、アマビエは次のように述べたと記されている。
「今年から6年間、豊作が続くが、疫病も流行する。
私の姿を書き写し、人々に見せよ。」
ここで大事なのは、
書き写した姿を人々に見せると、ご利益があるとは、
一言も言っていないことである。
2023年08月06日
今夜は、背筋をほんのり涼しくする、妖怪の小話を。
コロナ禍で一躍有名になった妖怪、アマビエ。
1846年の瓦版には、アマビエは次のように述べたと記されている。
「今年から6年間、豊作が続くが、疫病も流行する。
私の姿を書き写し、人々に見せよ。」
ここで大事なのは、
書き写した姿を人々に見せると、ご利益があるとは、
一言も言っていないことである。
2023年08月06日
今夜は、背筋をほんのり涼しくする、妖怪の小話を。
「化け猫」の伝説に由来する駅がある。
神奈川県は、「踊場駅」。
東海道五十三次の戸塚宿、その醤油屋で、
夜になると手ぬぐいが1本ずつなくなることがあった。
ある夜、主人が空き地を通りかかると、
手ぬぐいをかぶった何匹もの猫が踊っているのを見つけた。
その地を「踊場」と呼んだのだとか。
駅の随所に、猫がデザインされている。
猫好きにとっては、化け猫も、猫のうち。
2023年08月06日
今夜は、背筋をほんのり涼しくする、妖怪の小話を。
アイルランドに、妖精の話が大好きな少年がいた。
彼は周りの大人から様々な不思議な話を教えてもらい、
実際に幽霊や幻が見えるようにもなったという。
40歳のとき、ジャーナリストとして来日すると、
日本の妖怪の虜となり、そのまま永住。
彼の名は、ラフカディオ・ハーン。
またの名を、小泉八雲。
「雪女」や「耳なし芳一」といった、
名怪談を残した、その人である。
2023年08月06日
今夜は、背筋をほんのり涼しくする、妖怪の小話を。
出会ったら命はないという、百鬼夜行。
大変怖れられていた。
もし出会ってしまったら、
「私は酒に酔っています!」という意味の呪文を唱えるそうだ。
酔ってるから、なんなのか。
2023年08月05日
相棒がいること。
それこそが奇跡を起こす最大の秘訣。
いまや世界中で愛される漫画となった
「ドラゴンボール」。
作者の鳥山明にとって仕事のパートナーは
編集者の鳥嶋和彦だった。
鳥山明の初期の作品、「Dr.スランプ」にも
「Dr.マシリト」というキャラクターで
登場する鳥嶋和彦。
彼は鳥山明を漫画家デビューさせただけでなく、
乗り気ではない鳥山明に、
格闘漫画を描くことを強く勧める。
そこからあの「ドラゴンボール」が生まれた。
2023年08月05日
相棒がいること。
それこそが奇跡を起こす最大の秘訣。
今でも数多くの関連本が出版される「資本論」。
その著者、マルクスにとってなくてはならない存在だったのが
エンゲルス。
マルクスの才能を理解していたエンゲルスは
自ら働き、マルクスが「資本論」を書き上げられるよう
なんと17年間、送金を続けた。
2023年08月05日
相棒がいること。
それこそが奇跡を起こす最大の秘訣。
HONDAの創業者、本田宗一郎。
彼を経営面で支えたのが藤沢武夫。
なにを作り出すかは技術者である本田宗一郎が考える。
金銭面は藤沢武夫が担当する。
二人の役割は明確に分かれていた。
機織りに例え、動かさないタテ糸が自分で、
自由自在に動くヨコ糸が本田宗一郎だったと
後に藤沢武夫は語る。
2023年08月05日
相棒がいること。
それこそが奇跡を起こす最大の秘訣。
絵の具の飛び散ったボロボロの服を着たフィンセント・ファン・ゴッホ。
清潔なスーツを着て歩く彼の弟、テオドルス・ファン・ゴッホ。
芸術に身を捧げる兄フィンセントを
弟は経済面で支えたとされているが、
テオの功績はそれだけではない。
美術商として、彼はモネやゴーギャン、ドガといった
印象派に注目し、世の中に紹介。
彼らと親交を持ったフィンセントの絵は
飛躍的な変化を遂げることとなった。
2023年08月05日
相棒がいること。
それこそが奇跡を起こす最大の秘訣。
日本を代表する歌人、石川啄木。
その啄木の才能に早くから気づき、あらゆる局面で彼を助けたのが、
後に言語学者になる金田一京助。
金田一は上京した啄木を受け入れ
啄木が借金で危機に陥った際も、
自分の蔵書を売り払い、返済を助けている。
実は金田一は啄木の才能を身近で見てきたからこそ、
志していた文学の道をきっぱりと諦め、
学者の道に進むことを決意できたのではないかと言われている。
ちなみに小説や映画でお馴染み、
探偵、金田一耕助の名は、
この金田一京助から来ている。
2023年08月05日
相棒がいること。
それこそが奇跡を起こす最大の秘訣。
世界的な投資家ウォーレン・バフェット。
彼と共にバークシャー・ハサウェイを経営するのが
チャーリー・マンガー。
外見もパフォーマンスも派手さがなく
バフェットの引き立て役と思われがちだが、
実は違うという。
ウォーレン・バフェットは言う。
「実際に話しているのはチャーリーです。私は唇を動かしているだけ」