2023年01月22日
波多野三代
カレーの日 文豪お手製のカレーがやってきた
文豪にはカレー好きが多い。
国木田独歩も例外ではなかった。
文豪仲間だった田山花袋が初めて独歩の家を訪れた時
ご馳走になったカレー。
「今、ライスカレーを作るから、一緒に食って行き給え。」
大きなお皿に炊き立てご飯をどっさり盛り、
そこにカレー粉をバサバサとかける。
しゃもじでかき混ぜ、出来上がり。
皆ですくって食べたその味を、
田山花袋は生涯忘れなかったそうだ。
〜今日はカレーの日〜
2023年01月22日
文豪にはカレー好きが多い。
国木田独歩も例外ではなかった。
文豪仲間だった田山花袋が初めて独歩の家を訪れた時
ご馳走になったカレー。
「今、ライスカレーを作るから、一緒に食って行き給え。」
大きなお皿に炊き立てご飯をどっさり盛り、
そこにカレー粉をバサバサとかける。
しゃもじでかき混ぜ、出来上がり。
皆ですくって食べたその味を、
田山花袋は生涯忘れなかったそうだ。
〜今日はカレーの日〜
2023年01月22日
「堕落論」などで知られる文豪、坂口安吾。
彼はカレーの伝説と共に語られることがある。
ある日、睡眠薬で不安定になった坂口安吾は
近所の洋食屋に突然注文を入れた。
「ライスカレーを100人前用意しろ」
縁側にお皿がずらりと並べられ、
その場にいた人たちは必死に食べた。
無論食べきれなかった。
不安定な心に詰め込んだライスカレー。
その味は、辛かったか、甘かったか。
〜今日はカレーの日〜
2023年01月22日
1993年、それは
カレーが初めて宇宙に行った年。
日本では広く普及していた「レトルトカレー」を
宇宙に持っていったのが
宇宙飛行士の毛利衛さんだ。
無重力の宇宙では、
サラサラの液体が飛び散ると、電気系統を故障させる。
日本の強いとろみがあるカレーは、うってつけだった。
他の国々の飛行士にも好評を博し、
以来、レトルトカレーは宇宙食の定番となった。
〜今日はカレーの日〜
2023年01月22日
日本最古のカレーの具は「カエル」。
明治5年「西洋料理指南」のレシピには、こうある。
ねぎ、生姜、ニンニクをバターで炒め
えび、かき、とり、カエルを煮込み
カレー粉を加える。
魚介など、水の生き物を多く食べていた当時の日本人には
よく馴染むカレーの具だった。
〜今日はカレーの日〜
2023年01月21日
普通なら廃棄される食材の皮を使った、サステナブルソルト。
販売しているのは帝国ホテルだ。
考案した第14代帝国ホテル東京料理長・杉本雄は、こう語る。
「生産者や食材に敬意を持って対峙し、余すことなく使い切る。
サステナブルソルトのベースにあるのは、そんなフランス料理の考え方です」
130年もの間、フランス料理を提供してきた帝国ホテル。
ひとつまみの挑戦が、未来の味付けを決めていく。
2023年01月21日
ブルックリンのスタートアップAir coが創る、Air Vodka。(エアウォッカ)
なんと、CO2と水のみが原材料のウォッカだ。
空気中からCO2を抽出して
純粋なエタノールへと変える技術を使っており、
ウォッカ1本あたり、温室効果ガス1ポンドが削減される計算らしい。
楽しく飲むだけで地球にいいことができるなら、
こんなにサステナブルなことはない。
未来に、乾杯!
2023年01月21日
ハワイには、サンゴ礁を白化から守るための法律がある。
「有害成分を含む日焼け止めの販売・流通の禁止」。
そのため、ハワイのショップには
自然素材で作られた日焼け止めが数多く並んでいる。
ココナッツオイルやシアバター、ホホバオイルなどが配合され、
こどもが使っても安心。
肌にも地球の未来にもやさしい一本だ。
2023年01月21日
10年以上前からクラフトビールを創っている、
ファーイーストブルーイングカンパニー。
製造ロスや販売できないビールを蒸留して
リキュールにするアップサイクルや、
蒸留工程で出るお湯の再利用など、
積極的に環境負荷と向き合っている。
すべては、
「クラフトビールを持続可能なムーブメントにしていくために」
できることを、ひとつずつ。
その積み重ねが、地球とビールの未来を醸す。
2023年01月21日
マイケル・ジャクソンは”Heal the world”に未来への思いを込めて歌った。
恐怖のない世界をつくろう
一緒に幸せな涙を流そう
世界の国々が
剣(つるぎ)を 耕すための鋤(すき)に変えてゆくのを見よう
世界を癒そう
よりよい世界にしていこう
君のため 僕のため
そしてすべての人類のために
この歌が発表された1991年から見ると、
いま2023年は32年後の未来。
果たして、世界はよりよくなっているだろうか。
2023年01月21日
世界的ベストセラー『サピエンス全史』の著者、
ユヴァル・ノア・ハラリ。
昨年、ハラリは小中学生向けの歴史書『人類の物語』を出版した。
600万年にわたる人類の歴史を子どもにもわかりやすく綴っている。
この本の執筆で、ハラリを悩ませたのは、戦争や差別といった
人類史の暗い側面について、子どもたちにどう語るかという問題だった。
ハラリが指針として定めたのは、
事実をきちんと受け止められるほど成長していない子どもたちに対して、
事実をはっきりと描写するのは避けること。
そして、歴史の中で起きたどんなにひどいことも
人類はつねにいい方向へと物事を変化させられると伝え、
主体感を強調すること。
ハラリは語る。
私は歴史が人々を縛るのではなく解放するツールになることを願う。
古い対立をさらに続けるためではなく、新しい調和をつくり出すツールに。
つまるところ、歴史学習とは過去を忘れないためではなく、
過去から解放されるためにあるのだから。