2023年01月21日
佐藤日登美
未来:ヴィーガンレザー
動物性の本革の代わりになりうる、ヴィーガンレザー。
その名の通り、植物由来の皮素材だ。
りんごジュースを加工するときに出る搾りかすや芯、
廃棄されるパイナップルの葉などが使われ、
SDGsの観点からハイブランドも注目している。
エルメスは2021年秋冬コレクションで
マッシュルームの菌糸体から生み出されたレザーバッグを発表し、
世界を驚かせた。
野菜や果物がファッションの世界に進出。
未来がちょっと楽しみになる。
2023年01月21日
動物性の本革の代わりになりうる、ヴィーガンレザー。
その名の通り、植物由来の皮素材だ。
りんごジュースを加工するときに出る搾りかすや芯、
廃棄されるパイナップルの葉などが使われ、
SDGsの観点からハイブランドも注目している。
エルメスは2021年秋冬コレクションで
マッシュルームの菌糸体から生み出されたレザーバッグを発表し、
世界を驚かせた。
野菜や果物がファッションの世界に進出。
未来がちょっと楽しみになる。
2023年01月15日
苺は春の季語。
苺の本来の旬は春だった。
ハウス栽培が盛んになり、
少しずつ収穫時期が早まっていったのだ。
収穫を早めた理由のひとつに
クリスマスケーキで大量に必要だから、
という説もある。
なにはともあれ、1月の苺は甘味たっぷり。
美味しい今の時期に、ありがたく頂こう。
2023年01月15日
赤くて小さい苺の実、
植物学的な分類では、バラ科に分けられる。
バラ科には、りんご、さくらんぼ、梨などの
仲間がいる。
ちょっと意外な親戚関係だろうか。
そして、名前にベリーがつく仲間である
ブルーベリー、クランベリーは
植物学的にはツツジ科に属する。
ちょっと意外な距離感だろうか。
何はともあれ、今日は「いちごの日」。
赤くて甘い、苺をどうぞ。
2023年01月15日
日本人は、苺を愛する国民。
そう言っても、過言ではないかもしれない。
実際、約300あるとされる苺の品種の
半分以上が、日本で産まれたものだという。
文豪・夏目漱石も、
苺ジャムが大好物だったと知られている。
代表作『吾輩は猫である』の中で、
猫の飼い主・苦沙弥(くしゃみ)先生が
「俺はジャムは毎日舐めるが…」と言うくだりもある。
そして苦沙弥先生は、
漱石自身をモデルにしているとも言われている。
20代半ばで、イギリスに留学した経験がある漱石。
アフタヌーンティーで供されるスコーンに
たっぷりの苺ジャムを乗せて楽しむイギリスで、
苺の甘い魅力に、目覚めたのかもしれない。
2023年01月15日
今日は、いちごの日。
近ごろは甘くて大粒な苺が多く出回っているが、
昔の苺の大半は、酸味が強く、小粒だった。
それは、昭和の終戦直後、
アメリカの「ダナー」という品種が
日本中で栽培されるようになったからだという。
酸っぱいダナー苺に
欠かせなかったのが、甘い練乳。
「かけすぎちゃだめ!」と
たしなめられたことも、
今となっては、甘酸っぱい思い出。
2023年01月15日
苺には「幸福な家庭」という花言葉がある。
一つの株に、たくさんの苺がなることからつけられた。
確かに、幼い頃に家族と食べるいちごのショートケーキは
幸せの象徴だった。
果物にも、色々な花言葉があって面白い。
みかんは「純粋」。
梨は「慰め」。
パイナップルは「完全無欠」。
たまには花言葉で、
果物を選んでみるのはいかがだろうか。
2023年01月15日
江戸時代に、オランダから伝わった苺。
以来、日本人に愛され続け、
その消費量は現在世界一とも言われている。
そのままかじったり、練乳をかけたり、
ケーキにのせたり、ミルクと混ぜたり。
画家・中原淳一は、著書「幸せな食卓」のなかで
「最も苺の理にかなった食べ方」を提案した。
蜂蜜とブランデーを同量混ぜたら、
苺にかけて冷やし、
レモンをかけて食べるというものだ。
苺の食べ方には、それぞれの哲学があるようだ。
2023年01月15日
苺の酸味とあんこの甘みが絶妙な、苺大福。
食べた瞬間、なんだかシュワシュワする
と感じたことはないだろうか。
その正体は、炭酸ガス。
収穫後も呼吸をしている苺は
餡や餅で包まれると炭酸ガスを放出できないのだ。
さらに、あんこの糖分と酵母で
苺の発酵がすすむことも、
シュワシュワ感を生み出すらしい。
苺はお餅の中でも生きている。
そう思うと、ただでも美味しい苺大福が
ますます愛しくなってくる。
2023年01月15日
苺の中でも有名な「あまおう」
売り場でその名を見るだけで
濃厚でジューシーな甘みにそそられる。
その名の由来は、赤い、丸い、大きい、うまいの頭文字。
4文字並べて、甘い苺の王様になれるようにと
願いがこめられた。
きょうは「いちごの日」。
あなたが食べる一粒にも
誰かの想いがこめられている。
2023年01月14日
「おかえりなさい」
たいせつな人を迎えるこの言葉。
もちろんこれは命令形ではなくて
「よくぞお帰りなさいました」の略。
「いってらっしゃい」。
つまり、“無事に帰ってきてね”と送り出した願いが、
この言葉で完結する。
同行できず、待つしかないとき。
人は言葉に願いをこめて、
はじまりからおわりまで、相手の無事をつつみこむ。
***
はじまりとおわり。
Moment for the infinity