2022年12月18日
川田琢磨
東京駅「407万円」
大正3年、今から108年前の12月18日は、
東京駅の完成式が行われた日。
当時はまだ野原だったという丸の内に、
およそ6年をかけて駅舎を作った。
総建設費は407万1210円。
工事は入念を極めたものだったと
評価されている。
東京駅丸の内駅舎は
国の重要文化財に指定されている。
2022年12月18日
大正3年、今から108年前の12月18日は、
東京駅の完成式が行われた日。
当時はまだ野原だったという丸の内に、
およそ6年をかけて駅舎を作った。
総建設費は407万1210円。
工事は入念を極めたものだったと
評価されている。
東京駅丸の内駅舎は
国の重要文化財に指定されている。
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
赤レンガと白い花崗岩の重厚で鮮やかな壁。
やがて国の重要文化財に指定される駅舎を設計したのは、
日本近代建築の父、辰野金吾。
生涯に渡り、200以上の建築を手がけた彼は、
晩年、中でも気に入った建築はどれか、と聞かれて、
こう答えたという。
「一つもない。一生懸命やったが、ダメだったなぁ」
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
駅舎の見所の一つが、
丸の内北口と南口のドーム天井。
八角形のドームの8つの角には、
方角を示す干支のレリーフが埋め込まれている。
8つなので、十二支には4つ足りない。
残りの干支は東京駅のどこかに隠れているのでは、
という説もあったが、
見つかったのは、佐賀県の武井温泉。
温泉街の楼門の天井に、
4つの干支がひっそりと掘られていた。
この楼門を設計は、東京駅と同じ、辰野金吾。
こちらも重要文化財に指定されている。
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
山手線外回り、5番線の最南端に佇む、
「明治41年」と刻印された柱。
開業の6年前。工事着工の年に建てられた。
震災と空襲を耐え、
100年屋根を支えたその柱は、
建て替えによって役目を終えた今も、
モニュメントとして残る。
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
鉄道の起点を示す「0キロポスト」。
東京駅には、それがいくつもある。
0の形をした石、星形のタイル、ブロンズのオブジェ、
路線ごとに、形も様々。
1日約4000本の列車が発着する東京駅。
その本数は、日本一。
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
通称、「京葉ストリート」と呼ばれる京葉線乗換通路には、
世界で5番目の大きさを誇る
巨大なステンドグラスが展示されている。
日本画家、福沢一郎が描いた原画「天地創造」から、
ステンドグラス作家の大伴二三彌が制作。
今年で、制作からちょうど50年目を迎えた。
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
東京駅構内には、
最先端の技術を駆使した化粧室がある。
入口には、水槽をイメージした大型ビジョン。
トイレの混み具合も表示される。
アロマの香りが漂い、
洗面台に水が流れてはいけない。水の無駄遣いを連想。
洗面台の壁は滝のように水が流れる演出。
全国のトイレ愛好家たちは、
「多機能トイレ」に掛けて
「滝のおトイレ」と呼んでいる。
2022年12月18日
今日は、東京駅が開業した日。
リニア新幹線が開業すると、
東京から大阪まで、67分で行ける。
東京駅から1時間くらいの場所というと、
川越、八王子、江ノ島あたり。
通勤圏内。
2022年12月17日
美しい星の町を書いて美星町(びせいちょう)
そんな名前の町だから
もちろん天文台がある。
美星天文台には101センチの大望遠鏡、
デッキや中庭に設置された小型望遠鏡、
スマホで本格的な天体写真が撮れる望遠鏡もある。
広場の芝生に寝転んで星を眺めることもできる。
美星町に来たのだから
星を好きになってもらいたいという気持ちが
あたたかく伝わってくる。
町を挙げて星空を守る取り組みが評価され、
国際ダークスカイ協会の星空保護区に認定されている。
星空を忘れそうになったら、天文台へ行こう。
2022年12月17日
標高1470メートル。
八ヶ岳南麓の清里高原に一軒のホテルがある。
昼は八ヶ岳ブルーの青空。
夜には満天の星空になる。
星の光はいつもより大きく、
溢れて落ちてきそうな星の数である。
このホテルには天文台がある。
温泉の露天風呂もある。
望遠鏡で星を見るか、露天風呂から肉眼で眺めるか。
さて、どうしよう。
*天文台はコロナ禍でいま現在は休業中