ストーリー

小野田隆雄 2009年9月17日



月見草の記憶

            
ストーリー 小野田隆雄
出演  久世星佳

十二の星座と十二の花言葉を組み合わせて、
私が、人生占いを始めたのは、
三十年ほど、昔のことでした。
最近は、歌舞伎座(かぶきざ)に近い木挽町で
お客さまの運命を見ています。
私は群馬県の赤城山に近い
桐生という街の
ふつうの公務員の家庭で育ち、
東京の私立大学を出て
ある出版社につとめました。
でも、そこを二年で退社して
占(うらな)い師の勉強を始めました。
私は、私の心のなかに、
ほかのひとには、わからないことが、
見えたり、聞えたりする力のあることを、
気づいていたからです。
そのきっかけになったことを、
お話したいと思います。

桐生の街の西側を、北から南へ、
渡良瀬川が流れています。
私の家は、その川の土手の、
すぐ近くにありました。
四歳か五歳の頃、ある秋の夕暮れに、
私は、土手の上から河原を見て
突然そこにお花畑が出来たかのように、
黄色い花がいっぱい咲いているのを、
みつけました。私は土手を駆けおり、
河原を走り、咲いている花のなかに
飛び込みました。花には四まいの
黄色い花びらがあり、その背丈は
高く、花が、私の胸もとに触れました。
花の中を歩いていると、
うっとりしてきました。
かすかに、甘い香りもするようです。
そのとき、せせらぎの音に気づきました。
ひと筋の流れが、乱れ咲く花のあいだに
くねくねと続き、川のまんなかあたりの
深くて速い、大きな流れに向かって、
走っているのでした。
ふと、見あげると、黄色い丸い月も
出ています。きれいだなと思いました。
そのとたん、石ころにつまづいて、
はいていた赤いサンダルが
片一方(かたいっぽう)だけ脱げて、
水の流れに落ちました。私はあわてて
サンダルに手をのばそうとして、
流れのなかに、ころびました。
私の右足のサンダルは、ゆらゆら流れて、
深くて速い川の中央部に、
飲み込まれていくのです。
私は、悲しくなって、
しゃがんで泣きだしました。
しばらく泣いていると、
私の肩に、温かい手が触れました。
私の家の隣の、かよこさんでした。
かよこさんは、高校生でした。
美しいひとで私は大好きでした。
きっと、泣いている私を、
土手の上から見つけてくれたのでしょう。

かよこさんは、私をおんぶしてくれました。
白いブラウスの背中から、水に濡れた私の
空色のTシャツの胸に、かよこさんの
肌のぬくもりが伝わってきます。
私は、ほっとした気持で、眼を閉じました。
そのとき、突然、半鐘の音が、私の耳に、
聞えてきました。あの時代の町や村で、
火事を知らせて打ち鳴らす鐘です。
「かよこねえちゃん。
 半鐘が鳴っているよ。
 境野(さかいの)が火事になるよ」
でも、かよこさんには、半鐘は
聞えないらしく、私に別のことを
聞きました。
「よしこちゃんは、あの黄色い花が
 なんの花だか、知っていたの?」
「月見草」。私はすぐに答えました。
でも、なぜ、そう言ったのか、私にも
不思議でした。誰にも教わった記憶など
なかったからです。

次の日の朝、私は両親が
話しているのを聞きました。昨夜、遅く、
桐生市のすぐ東隣の境野の町で、
大きな火災があり、
十数軒が燃えてしまっていたのです。

*出演者情報久世星佳 03-5423-5904シスカンパニー 所属

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岡本欣也 2009年9月10日



『狼男ブログ・抜粋』
                  

ストーリー 岡本欣也
出演 森田成一

◎月◎日

ボクは今日、体の異変に気がついた。
スーツを脱いだら、うっすらと体が黒い。
汚れてるのかと思ったら、そうじゃなかった。
よく見ると、こともあろうか体中に毛が生えていた。
なんだろう、この産毛。
ボクはもう毛が増えていく年じゃない。
ちなみにボクは、しがない、30男です。

◎月◎日

あの日、ボクに、何があったんだろう。
あの日のいつ頃、毛が生えて来たんだろう。
朝のシャワーを浴びてる時は、何もなかった。
ここ数日、そればかり考えていたけれど、
答えは何も見つからなかった。

◎月◎日

たぶん浮かない顔でもしていたのでしょう。
廊下で、同僚の高木さんに心配されてしまった。
ボクは彼女を密かに想っているわけで、
それゆえに相談できなかったわけで、
あいまいに微笑んでその場を去った。

◎月◎日

濃くなってます。
剃るようになってから、余計に濃さが増してます。
赤茶色だった産毛が、
もう産毛とは呼べない太さになってきて、
「ボク全体」の首から下を覆いつつあります。
伸びるスピードも、容赦なく加速しています。

◎月◎日

ここ2、3日、とてもあたたかい。
世の中的には寒い日が続いているけど、
ボクの体はまったく冬を感じません。
この体毛も、冬だけはいいかもしれません。

◎月◎日

もしかしたらボク、狼男かも。
ゆっくりゆっくり変身していくタイプの。
そんなタイプが、あるのかどうかわかりませんが。
とつぜんそんなことを考えたのは、
今日の夜空に満月がポカンと浮かんでいたからです。
思えばあの日も、ビルの谷間に、
爛々と輝く満月を見た・・・ような気がします。

◎月◎日

何か、すごい。
自分の中から体毛だけじゃなく、
エネルギーが湧いてくる。
仕事のアイデアも、おべんちゃらも、性欲も、
すべてがガンガン湧いてきて、ふきこぼれてる。
自分でも押さえられないってかんじです。

数ヶ月後の、◎月◎日

顔が精悍になってきたって、何人もの女から言われた。
でも高木は、オレの顔が、険しくなってきたって言ってた。
オレもそう思う。

◎月◎日

めんどくせえから仕事はやめる。
周りにはそう言ってまわったが、
ほんとうは体の節々が痛くて、それどころではない。
顔まで痛くなってきた。
まあ仕事をやめても、
あての女が何人かいる。
やっぱオレ、狼男だわ。

最後のブログ。

最近、
すべてが苦痛。
これ打つの10分かかった。

(終)

出演者情報:森田成一 03-3749-1791 青二プロダクション

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋


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一倉宏 2009年9月3日



調査員<カグヤ>からのリポート

                 
ストーリー 一倉宏
出演 坂本真綾

こちら、リリ・パミューダ。コードネーム、カグヤ。
本日、太陽系第3惑星の調査を終え、月面裏の母船に無事帰還した。
詳細は追って報告するが、今回の調査結果の概要と、とりわけ印象
的だったいくつかの事実を、まずリポートする。

私の乗った探査船が、この惑星の「タケ」という植物に似せてあっ
たことは、大いに有効だったと思う。
しかし、私自身の体形が、知的生命体「ニンゲン」よりもあまりに
小型過ぎたため、疑念を抱かれる原因となった。この点に関しては、
反省と改善を必要とする。私が急速に成長することによって、その
疑念は、なんとかクリアすることができた。

いうまでもなく、私は、この惑星の環境とニンゲンたちからの情報
を吸収しつつ、適応できるようにプログラムされている。
最初に私と遭遇したのは、ニンゲンのなかでもかなり高齢な男女の
カップルだった。現地のことばで「オキナ」と「オウナ」という。
「オキナ」と「オウナ」は、はじめから驚くほど友好的で、親密な
態度で私に接した。私は、かれらの「子」として扱われた。

今回の調査で、注目すべきポイントは、主に3つある。

まずは、この「オキナ」と「オウナ」と、私との関係である。
「オキナ」と「オウナ」は、私に対して想定外の愛情を注いだ。
さらに想定外だったのは、私自身がそのニンゲン関係とうまく感応
できるようプログラムされていたため、私のなかにも「オキナ」と
「オウナ」に対し、離れがたい愛着が生じていたことだ。
事実、私は帰還予定日が近づくにつれ、制御不可能なまでの精神的
不調に見舞われた。この現象を、ニンゲン界では「泣く」という。
今回の探査での最大の障壁は、この感情だったかもしれない。

また、もうひとつの大きな誤算があった。
私の容貌について、ニンゲンたちの理想像にチューニングしすぎた
ようなのだ。つまり「美しすぎた」のである。
ありとあらゆるニンゲンの男たちが、私に対して求婚した。
ニンゲンの男の、美しい女への執着、また、理想の配偶者を得よう
とするエネルギーの大きさには、想像を絶するものがある。
この地域の貴族、王族たちが私を争い、最後は国の王までも、私に
執着した。調査活動に大変な支障となったのはいうまでもない。

これに付随して、3つめの留意点を記しておく。
国の王は、この私への執着によって、惑星からの離別、つまり私に
とっての帰還を、武力をもって阻止しようとしたことだ。幸いにも、
その軍事力は、タケや金属で構成された力学的な段階にしかすぎな
かったし、イリュージョン操作で戦意を喪失させることができた。
ただし、ニンゲンは、こんなことにさえ安易に武力を行使する。
また軍事力への関心と執着も、異常なほど旺盛である。
予想するに、このままだと、惑星があと1000回ほど太陽を周回す
るうちに、核エネルギーを知り、それを軍事力とする可能性もある。
結論として、極めて「危険な惑星」ということができる。

以上、簡単ながら、第1報とする。
無事、この「危険な惑星」の引力圏を離脱しつつ。

それなのに、なぜかまだ、私の精神的不調は収まっていない。
この現象を、「涙が止まらない」という。
   
こちら、リリ・パミューダ。コードネーム、カグヤ、より。

出演者情報:坂本真綾 03-5410-5570 株式会社フォーチュレスト

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋


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中山佐知子 2009年8月27日



あの人は青い瞳のそばに

                 
ストーリー 中山佐知子
出演 大川泰樹              

あの人は青い瞳のそばにいる。
それを僕は絵はがきで知った。

絵はがきはイングランドの北の西から届いた。
最後の氷河期の形見として残された500の湖が
もの言わぬ青い瞳のように冷たく静まる場所。
それでも黄色い水仙の花畑は明るく
緑の牧草地はゆるやかにうねり
背後の深い森は神秘的な陰影を与えていたので
夏の休暇を過ごすために訪れる人は多い。

僕は湖のホテルのデッキで
ワーズワースを読むあの人を想像する。
暗記できるほど読みこんでいる古いページを
パラパラとめくりながら
目の前にある風景を賛美した詩人の言葉と実際の風景を
あの人はおそらく念入りに見較べているだろう。

あの人は青い瞳のそばで生まれて死んだ詩人の言葉を
ただ受け入れるのではなく
外科手術のように解析しているだろう。

ただ、それが
あの人のそういう行為がある種の愛情だったのだと
やっと僕にもわかってきたのだ。

あの人は青い瞳のそばにいる。
点在する500の湖を念入りにめぐる時間は
あまりにも長く
だから、あの人はもう帰ってこないのだ。

あの人がこの世からいなくなったと知らされて
数日後に受け取った絵葉書には
確かに山と森と静かな青い湖と緑の牧場が
この世のやさしい景色だけを寄せ集めたような構図で写っていたので
僕はもう、あの人の不在については考えることをやめてしまって
あの人は青い瞳のそばで
青い瞳のそばのホテルのデッキで
ずっと本を読み続けているのだと思うことにした。

ただ残念なのは
あの人はまったく興味がないのだけれど
湖を囲む山々は5億年も昔の地層の隆起から形成されており
カンブリア紀の化石が
たくさん出土するという事実を教えてあげることが
もうできないことだった。

出演者情報:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/ 03-3478-3780 MMP

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佐倉康彦 2009年8月20日



同じ窓の下にいたのは
       
                
ストーリー サクラヤスヒコ
出演  片岡サチ        

小雨の中、一時間ほど遅れて
割烹料亭とは名ばかりの、
ただ旧いだけの居酒屋に着いた。
店の一番奥にある座敷の広間、
その手前に置かれた垢抜けない行灯に、
私の通っていた高校の名前を 見つける。
かなり無理をして買った ブランド物のパンプスを、
わざと目立つ場所に置き換える。
地元のどこかのセールで買った
流行遅れの下品なピンヒールや
一度も手入れをしていないであろう
ゴム底の踵が擦り切れた
ビジネスシューズたちの中で、
私のそれだけは別の世界に あるように見えて
少しだけ満足する。

六年ぶりの帰省を考えはじめた夏の走り
唐突に掛かってきた 旧い友人からの電話。
その彼女の声に勧められるがまま、
「そうね、ついでだから」と、
同窓会の出席を、渋々、 承諾する
忙しい都会の女を演じた。
あの頃のクラスメート全員に、
会いたいというわけではない。
逆に、会いたくない人間の方が 多い。
あの頃の私がされたことを
忘れたふりができるほど、
私は諦めがよくはない。
さほど広くない座敷に三十数人ほど、
女の出席者は三割にも満たない。
「田舎でヒマだから 出席率いいんだ」
心の中で、凍るように
ひきつり嘲笑(わら)いながら、
私は、あのひとを探した。

七年前、記憶のいちばん奥の
暗くて硬いところに
塗り込めてしまった
あのひとの顔を探していた。
そんな私を目聡く見つけ
十五年前と変わらない
嬌声(こえ)で 私の名を呼ぶ
件(くだん)の友人。
彼女の声に小さく応え、
隣におずおずと座る。
座が、シラケているわけではないが、
どこか冷たく醒めた匂いが充満した座敷の
上座に 当時の担任教師がいた。
気に入ったコだけを露骨に
依怙贔屓する一方で、
出来ないコに 徹底的して冷淡だった
狐目の体育教師が、
今では、穏やかに温かな笑みを
振りまく好々爺然だ。
そして、 余りに老齢となった
担任の脆い佇まいと
そうなるまでの時間の永さに
今更のようにおののき、
じつは、自分たち自身も、
あの座敷の前に散乱する擦り切れた
靴のごとく 脆く摩滅していることに
気づきはじめているようだった。

会は恙無(つつがな)くお開きとなり、
誰もが覚束ない足取りで、
店の外へと出て行く。
もう、私は「あのひと」を
見つけることができないのかもしれない。
この日の幹事でもある友人は
出席者の忘れ物チェックで座敷に
最後まで残っていた。
その彼女を待って
「二次会、逃げていい?ゴメン…」
そっと呟く私の横で
彼女は俯いたまま、
ゆっくりと顔を上げ遠い目をしながら
独り言のように囁いた。
「七回忌、だよね…」
あまりにも自然に、なんの衒いもなく
彼女の言葉が私の中に染みこんでゆく。

足許にある
かつてのクラスメートたちに
何度も踏みつけられ、
無様な格好で転がる自分のパンプスを、
私は、黙ったまま見つめた。
「これは、私だ」
こんなところにあの頃の私がいた。
「あのひと誰だっけ?」
こちらを盗み見ながらも、
明らかに私に聞こえるように
喋っているのは、
かつて同じクラブで
一緒に絵を描いていた女だった。
「ねえ、あのひと、誰だっけ?」
そう、
私もここでは、「あのひと」なのだ。
きょう、 会うことが適わなかった
「あのひと」のまわりには、
あと数日で、
朱いリコリスの花が、いっぱいに咲く。

出演者情報:片岡サチ 03-5423-5904 シスカンパニー

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋


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小野田隆雄 2009年8月13日



果樹園のひと
            

ストーリー 小野田隆雄
出演  久世星佳

軽井沢の西、信濃追分駅から
十キロほど北へ入った高原地帯に、
少年の母の果樹園があった。
果樹園から、さらに北の空をみると
くつろいだ牛のように
おおらかな姿をした浅間山が、
いつも白い煙を
たなびかせている。

少年の母は、十九歳のときに
彼女のいとこでもある、銀行づとめの
青年と、東京で結婚した。
少年は、母と父のふるさとである
信濃追分が大好きだった。
それは、小学六年生の、
夏休みのことだった。
もう、来年からは中学生なのだから、
今年は、ちゃんと勉強もしなさいよ。
母にそういわれて、学習帳も
いっぱいかかえて、少年は
信濃追分の駅におりた。
バスの停留所で、
母の果樹園にゆくバスを待っていると、
ひとりの少女に、声をかけられた。
「オオタリンゴ園にいくのは、
 どのバスに、乗るのですか」
少年は、そのリンゴ園が、
彼のゆく村にあることを知っていた。
なぜなら、母の果樹園の隣だから。

少女の家は、横浜にある。
少女のおじさんが、
果樹園の経営をしている。
この夏、両親と
軽井沢まで、避暑にきている。
明日、両親もこちらにくるけれど、
ひとりになりたいので、先に電車で来た。
そういうことを、ガラガラにすいた
バスのなかで、少女が話した。
少年は少女に聞いてみた。
なぜ、彼に道を尋ねたのか、と。
地元の子に見えたから、と少女はいった。
少年は、自分が信濃の少年に
みえたのかと、妙な気持になった。
村に続く道はひどくゆれて、
少女の淡いピンクのワンピースの肩が、
ときおり、少年の半袖のシャツに触れた。

いつもの少年の夏休みは、
川遊びや山遊び中心だったけれど
その夏は、それに、
小さなデートがプラスされた。
果樹園のなかで、少女と会うのである。
彼女は中学一年生だった。
そのことを知ってから、少年には
彼女がずいぶん大人にみえた。
横浜のこと、東京のこと、
中学生のこと。ふたりは、
果樹園のなかを、歩いたり、
セミを追ったりしながら、
そのような話をした。

その日は、風の強い日で
浅間山の上を、ちぎれ雲が
飛び去っていくのが見えた。
ふと、少女は立ちどまり、
果樹園に咲いていた黄色い花を、
茎ごと折って、摘み取った。
「この草は、クサノオーという名前、
 胃ガンの痛み止めになるんだって」
果樹園のおじさんに、教わったと、
少女は、花を見ながら、つぶやく。
それから、ふいに、その花を
少年の白いシャツに押しつける。
茎や葉から、そのエキスが流れて
白いシャツに、しみが出来る。
かすかに、アルカロイドの匂い。
また、風が激しく吹いてくる。
リンゴの木は強くゆれ、
まだ青い果実たちは、葉と触れあって
ガラス細工のような音をたてる。
「ゴメンネ」、と少女がいう。
そのほおを、ひと筋の、涙が流れた。

なぜだか、わからなかった。
次の日から、少女は、いなかった。
少年の記憶も、そこで終った。
遠い昔の、夏の思い出。

*出演者情報久世星佳 03-5423-5904シスカンパニー 所属

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