初めてバリの街をしばし歩いたとき、
何が心に響いたかというと、
生茂った緑や棚段ではなく、
石像でもなく、
放し飼いのアヒル、鶏、犬ではなく、
オリエンタルな服装に身をつつんだ女性でもなく、
カラフルな「お供え物」の数々でした。
聞くところによると、お供え物は朝夕2回にそれぞれにお供えして、なんと!
各家庭で毎日30箇所から40箇所置くそうです。
それがあって女性は大忙しです。
神棚みたいなところにも置きますが、バリでは各部屋にあり、
そればかりではなく、玄関、裏口、、
炊飯器、
ガス代、
スクーター、車にまで置いてあります。
とてもキレイで安らかな気持ちになります。
神聖なものかと思うと、
一度お供えしたらそれで用がすむようで、
踏んでも構わないようです。
大地に帰ったとみなされているのかもしれません。
にわとりも踏みます(当り前)。
どんなに資本主義が入り込んだ最先端のナイトスポットでもありました。
バリ島ではインドネシアのほとんどがイスラム教の中、
バリ・ヒンズー教というものを信仰しています。
今後数回は、私の心をうごかしたバリ・ヒンズー教の特殊性をすこしずつ紹介出来ればと思います。