口(←これ「私」を意味する独自の一人称です)にとって
いちばん古い記憶は
「祖母の家の前の坂道を自転車で猛スピードで駆け下りている」というものです。
3歳の記憶、と思ってるのですが
記憶ってあいまいだから、事実かどうかわかりません。
当時はまだ、その坂道沿いにたくさん子どもがいて
毎日のようにつるんで遊んでました。
10人くらいのガキンチョグループで、口はその一番下。
かくれんぼをしても、鬼ごっこをしても
鬼にはならない存在を
五島では「ガメチョロ」と呼ぶのですが
口はそのガメチョロだったです。
幼い頃の口の目標はただひとつ、
「ガメチョロを卒業する」。
でも、よくよく考えてみると、これって
その後の人生でも一貫した目標でありつづけてる気がします。
ガキンチョグループには評判の美人姉妹がいて、
そのお姉ちゃんがこの「五島のはなし」のために
五島の写真を送ってきてくれました。
ありがたいです。
まずは、ガキンチョグループのホームグラウンドだった坂道の写真を。
(五島・福江島の町並みってだいたいこんな感じな気がします)