大友美有紀 12年9月15日放送
伊豆諸島「島の言葉」御蔵島
切り立った断崖、周囲16キロの小さな島、御蔵島(みくらじま)。
東京から約200キロ、三宅島の南18キロに位置する。
そして、大変珍しいことに、
島のごく近い浅瀬に、野生のイルカが棲息している。
10月末までイルカウオッチングができる。
運が良ければ、イルカと泳ぐこともできる。
しかし、守らなければならないルールがある。
イルカの自然な行動を妨げない。
小さい子供を連れた群れにはこちらから接近しない。
水中で寄って来ないイルカのグループには再度エントリーしない。
イルカに触らない。触ろうとしない。餌を与えない。
スキューバダイビングの装備でイルカに接近しない。
ホイッスル、ダイビングコンピューターなど、
人工音を発する器具は使用しない。
水中カメラで撮影するときはフラッシュを使用しない。
イルカはおもちゃではない、アトラクションでもない。
自然に愛されているからこそ、
自然とともに生きる努力が必要だ。