Maantjuh&Mosselmaniac
起業家という生き方 劉金標(キング・リュウ)
台湾でウナギの養殖業を営んでいたキング・リュウ。
あるとき台風の被害で破産寸前となった彼は、
1972年、自転車製造業に転身。
欧米有名ブランドの製造を請負いはじめた。
しかし初年度の受注は、たった1821台。
「Made in Taiwan」といえば
品質が悪いと思われていた時代。
キングは欠陥がひとつでも見つかると、
同じ生産ラインの自転車をすべて回収し
ローラーで押しつぶした。
それから40年。
彼のオリジナルブランド「ジャイアント」は、
世界最大のスポーツバイクブランドへと成長する。
「Made in Taiwan」は、信頼のしるしになったのだ。