名雪祐平 13年5月26日放送
チューリップバブル 狂い咲く人2
チューリップの球根は、
小さなタマネギのよう。
イギリスの植物愛好家が
オランダの友人の家を訪ねた。
その家で愛好家は“小さなタマネギ”を発見し、
ほう、珍しい品種だ。
中身はどうなっているのだろう。
と、皮をむいてしまった。
友人は激怒した。
なぜなら、それはタマネギではなく、
金貨2000枚ぶんで取引可能な
チューリップの球根だったのだ。
1963年のチューリップバブル。
しかし、突然売れなくなった。
そこから一気に暴落が始まった。
いや、元に戻ったのだ。
球根は球根に、
タマネギ並に、なった。