薄景子 15年1月25日放送
andrewmalone
はじまりのはなし 辻井伸行
全盲の天才ピアニスト、辻井伸行。
その才能に母親が気づいたのは、彼が2歳のとき。
夕食をつくりながら母が口ずさんでいた歌を
2歳の辻井はおもちゃのピアノで奏でてみせた。
やがて才能をどんどん開花させ、様々なピアノコンクールで優勝。
2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでは、
日本人史上初優勝という快挙を果たす。
ここまで美しいメロディーを、なぜ奏でられるのか、
辻井はあるインタビューでこう答えたという。
がんばってくださいとピアノに言って気持ちを込めると
すごく美しい音がでます。
曲のはじまりにこめるピアノへの想い、
その感性の美しさこそが、天才の原点。