2015 年 4 月 25 日 のアーカイブ

名雪祐平 15年4月25日放送

150425-01
Karol Franks
相場師 ウォーレン・バフェット

6歳の少年が、25セントを握りしめ、
コカ・コーラの6本パックを買った。

それから1本5セントでバラ売り。
手元には30セントが残った。

利率20%のうまい商売。

それが今年84歳になった
投資の神様ウォーレン・バフェットの
初めての投資だった。

やがて投資会社を創業し、
コカ・コーラ社への長期投資を開始。

いまではコカ・コーラ株の9%を保有する
筆頭株主であり、
世界3位の大富豪となったバフェット。

好きな飲物は?と尋ねられると、
いつでもこう答える。

 コカ・コーラさ。

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名雪祐平 15年4月25日放送

150425-02

相場師 福澤桃介

福澤諭吉の婿養子、
福澤桃介。

貧しい農家の生まれだが、
一生安泰を求めての婿入りではなかった。

就職し、がむしゃらに働いた。
が、過労による結核で倒れてしまう。

それでも諭吉には頼らず
病床で自活しようとした桃介は、
株式投資にのめり込んだ。

これがきっかけで
桃介は稀代の相場師となり、
いまでいえば何百億円もの資産を築くことになる。

お金を知りつくす桃介は語る。
 
 金儲けは悪いことではない。
 努力して相場で儲けた金は大切だ。
 寝ているだけでつく利子はいやな金である。

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名雪祐平 15年4月25日放送

150425-03
Matt From London
相場師 ジョージ・ソロス

大英帝国の繁栄の象徴、
イングランド銀行を
一人の男が
破綻に追い込んだ。

投資家ジョージ・ソロス。

1992年9月16日、
イギリス政府の為替介入に対抗して
イギリス通貨ポンドの空売りを仕掛けたのだ。

ソロスは部下に命じた。

 ポンドを売ることにする。
 金額は100億ドルだ!

つまり、1兆円の売り。

次の朝、ソロスの家の電話が鳴った。
部下からだった。
「すべてうまくいった」と。

ソロスは寝ている間に
1000億円の利益を上げていた。

政府は、一人に負けた。
というより、市場に負けた。

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名雪祐平 15年4月25日放送

150425-04

相場師 本間宗久

江戸時代の伝説の相場師、
本間宗久。

大阪、江戸の米の商いで
巨万の富を築いた。

宗久は相場の極意をこう語った。

 二人の兵が、旗が動くのを見て言い争った。
 一人は「旗が動いている」と言い、
 もう一人は「風が動いている」と言い張る。

 その時、僧侶が現れ、こう喝破した。

 「旗が、風が、動いているのでもない。
  おまえたちの心が動いているのだ」

つまり、相場の市場心理を読んでこそ、
相場で勝てる、と。

さて、相場師・宗久なら
来週の日経平均をどう読むでしょうか?

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