大友美有紀 15年12月6日放送
「作家の犬」川端康成の犬のお産
ノーベル賞作家・川端康成は
「愛犬も書斎の一部」といわれるほど
実に沢山の犬を飼っていた。
特に、牝犬を好んだ。
お産に立ち合い、へその緒を切ってやった子犬を
育てることに、犬を飼う醍醐味を感じていた。
私は人間と暮らすよりも、
動物と暮らす方が安らかなのです。
人間の子どもを育てるよりも、
犬の子を育てる方が安らかなのです。
自分の子どもを産むよりも
他人を貰うほうが安らかなのです。
生涯実子のなかった川端は、
犬に子への思いを託したのかもしれない。