Jyo81
家のような記念館
今日12月20日は伊丹十三の命日。
十三の父で映画監督の伊丹万作の出身地であり、
十三が高校時代を過ごした松山に、
伊丹十三記念館がある。
設計にあたって、十三の妻、宮本信子は
「伊丹の家みたいにしてほしい」と依頼した。
床は木で作られ、中庭の庇は低く、
記念館全体に家のような温かみがある。
信子は、記念館についてこう語っている。
隅々まで伊丹十三が感じられる、あたたかくて、
気さくで、見ごたえのある記念館になると思います
家のようなその記念館には、
今も伊丹十三という人間が住んでいるのだ。