三國菜恵 17年3月25日放送
花ひらく 青島幸男と植木等
サラリーマンになりそこねた男、青島幸男。
同級生が就職していく中、病床で寝ているしかなく、
ルサンチマンがたまっていった。
そしてこんな詞を書く。
「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」
『スーダラ節』と名付けられた
その歌を歌うことになったのは、
サラリーマンと無縁の、住職の息子、植木等。
こんな下劣なことばは歌えないと悩み、父親のもとへ。
すると父はこう言った。
この、「判っちゃいるけど止められない」って歌詞は素晴らしい。
人間てものはな、皆判っちゃいるけど止められないものなんだ。
こうなるはずじゃなかった。
そんな二人が出会い、昭和のテレビスターとして花開いた。