西表カイネコ
女優の沖縄魂
明日5月15日は、沖縄が日本に復帰した日。
映画「ナビィの恋」で
恋するおばぁをチャーミングに演じた
女優、平良とみ。
1928年に石垣島で生まれ
母子家庭で育ち、
生活のために13歳で巡業劇団に参加。
戦後も、貧困と食糧難の時代に
芝居を続け、子供を産み育てた。
歌や踊りが好きだと思ったことは
1度もなかったという。
平良が大切にしていたのは
沖縄の方言、ウチナーグチ。
「このドラマに出ることは、沖縄のためになりますか」
そう問いかけたのは
NHKの朝のドラマ「ちゅらさん」
に出演を依頼されたとき。
彼女が演じる理由は最後まで、
自分よりも沖縄のためだった。