大友美有紀 18年2月4日放送
Sulgenau
「カオス トゥ クチュール」ヴィヴィアン ウエストウッド 美術学校
ファッションデザイナー、ヴィヴィアン ウエストウッドは、
第2次世界大戦後のイギリスで10代を過ごした。
当時、ヴィヴィアンが通っていた学校で
女の子が思いつく職業は4つしかなかった。
教師か美容師か看護師か秘書。
そんな時代、美術のベル先生との出会いがヴィヴィアンの人生を変える
ベル先生と出会うまでわたしは美術館というものがあるなんて
知らなかった。絵画の図録だって一度も見たことがなかった。
先生がマンチェスターに美術館があることを教えてくれたの。
もちろん画家のことは知っていたわよ。
ミケランジェロとか。でもそういうものは個人が所蔵しているか
教会にあるものだと思ってた。
先生は、ヴィヴィアンにスケッチをさせ、印象派の画法を教え、
スーラの点描画を見せた。無難な絵を描こうとしちゃダメとも教えた。
ヴィヴィアンはのびのびと自由に絵を描いた。
彼女が洋服のスケッチを描いていたとき、ベル先生は
才能があると言い、美術学校に進むべきだとアドバイスした。
そしてヴィヴィアンは、ハロー美術学校の試験を受け、合格した。