2018 年 2 月 のアーカイブ

佐藤延夫 18年2月3日放送

180203-04

小説の舞台 ルイス・キャロル

900年以上の伝統を誇るカレッジ。
煉瓦造りの建物、青空を刺すような教会の尖塔は、
眺めているだけで襟を正したくなる。

イギリスの大学都市、オックスフォード。
ここは「不思議の国のアリス」の作者、
ルイス・キャロルが暮らした場所だ。

本名は、チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン。
オックスフォードの数学講師でもあった彼は、
ある日、少女たちに奇想天外な物語を話して聞かせた。
即興でつくったストーリー「地下の国のアリス」は、
「不思議の国のアリス」というタイトルに変わり、
現在では200以上の言語で翻訳されている。
ルイス・キャロルは、こんな言葉を残した。

「どっちへ行きたいかわからなければ、どっちの道へ行ったって
大した違いはないさ。」

きっと、それが不思議の国で生き抜くヒント。

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佐藤延夫 18年2月3日放送

180203-05
LaurPhil
小説の舞台 アルベール・カミュ

リュベロン山地をのぞむ小さな村。
ぶどうやオリーブ、アーモンドの木が並ぶ。

フランス南部の村、ルールマラン。
ここは作家アルベール・カミュが晩年過ごした場所だ。

パリを拠点としていたカミュは、
結核の症状に悩まされるようになり、
プロヴァンス地方の小さな村をいたく気に入った。

「人生の意味ばかり探している人は、生きているとは言えない。」

そんな彼の言葉が似合う場所は、
フランスの最も美しい村に認定されている。

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