「日本美の再発見・ブルーノ タウト」来日
2008年、ベルリンの共同集合住宅が
ユネスコ世界文化遺産になった。
それを手がけた建築家、ブルーノ タウト。
1880年東プロイセン、ケーニヒスベルク生まれ。
ドイツ各地で都市計画や集合住宅を手がけ、
世界的建築家へと踏み出す直前、
ナチスからあらぬ嫌疑をかけられ日本へ逃れてきた。
1933年のことだった。
やや近づくと緑の山々。
細雨が静かに降り、なにもかもが灰色におおわれる。
それからまた緑の色、前に入り江が横たわり
そのうしろには明るい空、松の生えた島。
日本の美しさを
外からの「眼」で再発見した人物である。