日本でジーンズを初めて履いた男
今日はジーンズの誕生日。
日本で初めてジーンズを履いたのは、白洲次郎だと言われている。
戦後のGHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた男。
白州は、自分の流儀を何よりも大切にしていた。
講和条約締結へ、サンフランシスコに向う機内でのこと。
吉田茂や側近たちが正装に身を包んでいたのに関わらず、
白州だけはTシャツとジーパン姿で寛いでいた。
狭い機内で、一番機能的な服を選んだのだと言う。
例え誰の前でも、何を言われようとも、
自分の軸を曲げることは絶対にないのだ。
「人様にしかられたくらいで引込むような心臓は、持ち合わせがない。」
これほどに芯の強い男が、果たして今の日本にもいるだろうか。