Armin Rodler
世界のお正月 オーストリア
オーストリアのお正月は、ペルヒトの日から始まる。
ペルヒトというのは、伝説に登場する夜の魔女のこと。
目は真っ赤で、大きな鼻がねじれているのが特徴だ。
1月初旬、人々はペルヒトの格好をして街を練り歩き、
沿道の人を脅かしてまわる。
一方、光り輝く帽子に、鹿の角や鳥の羽を貼り付けた、
美しいペルヒトも現れる。
これは冬の神と、春の神の争いを意味する。
醜い冬を追放し、美しい春を待つ人々の願いが
込められている。
Armin Rodler
世界のお正月 オーストリア
オーストリアのお正月は、ペルヒトの日から始まる。
ペルヒトというのは、伝説に登場する夜の魔女のこと。
目は真っ赤で、大きな鼻がねじれているのが特徴だ。
1月初旬、人々はペルヒトの格好をして街を練り歩き、
沿道の人を脅かしてまわる。
一方、光り輝く帽子に、鹿の角や鳥の羽を貼り付けた、
美しいペルヒトも現れる。
これは冬の神と、春の神の争いを意味する。
醜い冬を追放し、美しい春を待つ人々の願いが
込められている。
世界のお正月 タイ
タイの正月は、1年に3回ある。
元日と、中国の旧正月。
そしてタイのお正月、ソンクラーン。
年始の正月は、お寺でお参りとお布施を済ませ、
親戚が集まって食事をするというシンプルなもの。
1月3日には通常の暮らしに戻っているそうだ。
メインのお正月は、4月に待っているソンクラーン。
水掛け祭りとも言われ、人々は手当たり次第に水を撒き散らす。
3回も正月があると、パワーバランスも変わってくる。
Haags Uitburo
世界のお正月 オランダ
オランダの新年は、花火の音で幕を開ける。
大晦日の夜から、一般市民でも花火を打ち上げることが許可されており
町中は爆音に包まれるそうだ。
そして、国内数十か所の海や湖で、寒中水泳が行われる。
リゾート地スヘーフェニンゲンのビーチでは、
毎年1万人以上が、凍えながら冬の北海に飛び込む。
水着だけではなく、スーツや映画のコスチュームなど、
おもいおもいの格好で、波に向かって走っていく。
オランダの新年は、とにかく派手だ。
photojenni
世界のお正月 スコットランド
スコットランドの新年は、ホグマネイの真っ最中だ。
その祭の起源は諸説あるが、
遥か昔、侵略に来たバイキングを追い払う儀式から生まれたとされる。
人々は大晦日までにしっかり片付けを済ませ、
1月1日午前0時を知らせる鐘がなると
家にやってくる訪問者を待ちわびる。
それはファーストフッティングと呼ばれ、
年が明けて最初に家に足を踏み入れる人で運試しをする行事だ。
幸運をもたらすと言われるのは、
男性で、黒髪。背が高くてハンサムだとなお良し。
ちなみに、それに該当する男性は大人気のため、
予約制になっているとか。
一年の始まりは、縁起良くありたいものですね。
Rob Swystun
世界のお正月 ヨーロッパ
新年を、不思議な儀式で祝う国がある。
12粒のぶどうを食べるのは、スペイン。
鐘の音に合わせて食べ切ると幸運が訪れるとか。
元日に7回も食事をするのは、エストニア。
食べ物に不自由しないように、という願いが込められているそうだ。
イタリアは、レンズ豆を食べると金運が上がると言われ、
デンマークでは、お皿を隣の家に投げつける。
玄関に割れた食器がたくさんある家ほど幸せ。
日本のおせち料理も、
ほかの国から見たら、ちょっと不思議に映るかもしれない。
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