武将と日本酒
戦国時代最強の武将とも言われる上杉謙信。
彼の死に際をご存知だろうか?
まだ寒さの残る天正6年3月。
49歳で帰らぬ人となった謙信。
その場所は戦場ではなく、春日山城内の厠だった。
死因の最有力説は、なんと酒ゆえの脳卒中。
なにを隠そう彼が治めていたのは越後、今でいう新潟。
謙信が大の酒好きだったのも頷ける。
しかも彼のもっぱらのつまみは、梅干しと塩。
大量のアルコールと塩分摂取で、
高血圧だったことは想像に難くない。
そして彼の辞世の句がこちら。
四十九年一睡夢 一期栄華一盃酒
この句のように、
生涯も最後は酒でしめたのだろうか。