熊埜御堂由香 20年3月29日放送
春野菜のはなし アスパラガスの由来
春の食卓に彩りを添えるアスパラガス。
江戸時代にオランダ船から、
鑑賞用の植物として日本にもたらされた。
明治時代に北海道の開拓のため
食用の種子が持ち込まれて
日本人にも馴染みの深い野菜となっていく。
新芽、を意味するラテン語の「asparagus―アスパラガス」
がその名の語源だ。
ヨーロッパでは、その個性的な姿から、
マドモワゼルの指先と呼ばれたり、野菜の女王とも呼ばれる。
この春は、茹でたてをほおばる前に
その美しい姿を拝んで、口にしたい。