スープについて 恋愛スープ
恋愛中のコックのスープは飲むな。
ヨーロッパにあることわざ。
恋愛というから甘くなるのかと思いきや、
逆に塩辛くなるらしい。
恋愛中は中枢神経が刺激されて
ホルモンバランスが崩れる。
すると味覚が麻痺して、
塩を余計に加えてしまうのだそうだ。
奥さまのつくるスープが塩辛いとしたら、
恋愛気分がまだつづいているのかもしれない。
スープについて 恋愛スープ
恋愛中のコックのスープは飲むな。
ヨーロッパにあることわざ。
恋愛というから甘くなるのかと思いきや、
逆に塩辛くなるらしい。
恋愛中は中枢神経が刺激されて
ホルモンバランスが崩れる。
すると味覚が麻痺して、
塩を余計に加えてしまうのだそうだ。
奥さまのつくるスープが塩辛いとしたら、
恋愛気分がまだつづいているのかもしれない。
スープについて 羊肉のスープがけ
1765年のこと。
ブーランジェという店がパリにオープンした。
名物はスープを煮詰めて羊の肉にかけた料理。
「うちの料理はお客様の元気を回復するためにある」
と店主が言ったことから、
回復するという意味の“レストレ”が
レストランの語源になった。
元気な時はもちろん、
元気がない時ふいに訪れたくなる店こそが、
本当にいいレストランなのかもしれない。
スープについて ブイヤベース
魚介類たっぷりの鍋、ブイヤベース。
南フランスのマルセイユには、
「ブイヤベース憲章」なるものがある。
カサゴ、白カサゴ、赤アサゴ、アシナガガニ、
ホウボウ、マトウダイ、アンコウ、西洋アナゴのうち
4種類を入れなくてはならない。
鯛、ヒラメ、オマール海老、ムール貝、タコ、イカは
入れてはいけない。
そのほか、使っていい野菜や調味料、
小魚でだしをとることまで細かく決められている。
とはいえ、各家庭やレストランには独自のレシピがあり、
それぞれが正統派を主張しているのだから、
それはもう、煮えたぎるようなブイヤベース愛だ。
スープについて 豚骨スープ
福岡が発祥。
ラーメンでおなじみの豚骨スープ。
実は失敗作から生まれた。
母親に火の番を頼んで外出したラーメン屋の店主。
帰宅すると鍋はぐつぐつと煮えたぎり、
透明なはずのスープが
すっかり白濁していたのだそうだ。
肩を落とした店主が
試しにラーメンをつくってみたところ
食べたことのない濃厚な味に驚き、
豚骨ラーメンは店の看板メニューになった。
ラーメン好きとしては、
失敗を失敗で終わらせなかった店主に感謝しかない。
スープについて 味噌汁
味噌汁のはじまりは、戦国時代の陣中食だ。
里芋の茎を味噌で煮しめた芋がら縄に、
熱湯をかけて味噌汁をつくった。
味噌は戦における大切なエネルギー源。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人が
豆味噌の産地で生まれたことは偶然ではないだろう。
上杉謙信の越後味噌や伊達正宗の仙台味噌は
時代を経て、戦う現代人に食されている。
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