岡安徹 11年7月23日放送
闘うひと~アントニオ猪木
燃える闘魂、アントニオ猪木。
「元気ですか!」
世の中には、人を励まそうとする言葉が
あふれているけれども、猪木氏の言葉は
中身の濃さがちがう。
複雑な生い立ち、順風満帆とは言えない興業、
成功ばかりの人生ではなかった。
それでも、へこたれている姿などみたことはない。
「燃え尽きた時に、もう次に踏み出していたい」
元気があればなんでもできる。
そう笑う男は元気そのものに見える。
闘うひと~サッカー元日本代表監督/岡田武史
重圧という言葉の力を知る男、岡田武史監督。
二度目の日本代表監督、
世論の圧力にもかかわらず
その采配により快進撃を見せた。
岡田氏は言う
「重圧やプレッシャーは重力みたいなもので、
重力がないと筋肉も骨もダメになっちゃう」
いいプレーは強いカラダから。
優れた指揮は強いココロから。
プレッシャーに鍛えられた岡田さんのコトバだから、
かっこよかったんですね。
闘うひと~登山家/三浦雄一郎
登山家三浦雄一郎
75歳にして、2度目のエベレスト登頂という
偉業を成し遂げた。
もちろん、その挑戦は順調なものではなかった。
60歳を超えてからのトレーニング。無理をすれば身体が
悲鳴をあげ、ドクターストップがかかったこともある。
そんなとき三浦が心がけていたのは、
ゆっくりでも、止まらず進むということ。
「無理せず、一歩ずつ歩いていたら、
8,848メートルに立っていました」
どんな困難も、止まらず進めば
乗り越えられるんですね。