名雪祐平 13年3月31日放送
遺言
「ワールド」という新聞を維持し完全なものとし、
永続させる義務を申し付ける。
この新聞を保持し発行するために、
わたしは自分の健康と体力を犠牲にした。
そこで単なる金儲けより高い動機から、
これを公共機関として育成したわたしと
同じ態度でその経営に臨んでほしい。
ジョセフ・ピュリッツァー
1911年永眠。
その17年後、子孫に託した新聞「ワールド」は廃刊。
彼の遺志によって設立された「ピュリッツァー賞」は
世界的な賞として今もつづく。