上遠野茜 15年8月22日放送
thefoxling
あるオタクの話 クエンティン・タランティーノ
32歳の誕生日にアカデミー脚本賞を受賞した映画監督、
クエンティン・タランティーノ。
ディープな映画オタクとしても有名だ。
20代はレンタルビデオ店で働き、毎日映画三昧。
ハリウッド映画のみならず、マカロニウエスタンや
日本のヤクザ映画、B級モノまで観まくった。
映画の話が白熱すると客でもお構いなしに殴り倒し、
敬愛する映画監督には直接会いに行くほどの
熱烈な映画オタク。
タランティーノ作品の特徴は、
大好きな映画のエッセンスや友人のエピソードを
脚本に盛り込んでしまうこと。
他人の焼き直しだと批判され、友人たちに恨まれても、
彼はこう開き直る。
「俺はかつて作られた映画全てから盗む」
オタク愛の示し方は、人それぞれだ。