大友美有紀 17年3月5日放送
soho42
建築家たち 黒川紀章
かつて「メタボリズム」という建築運動があった。
建築や都市の計画に時間的な概念を導入し、
可変性や増築性を提示した。
その一つが黒川紀章設計の中銀カプセルタワーだ。
各部屋はカプセルで理論上は交換できるシステム。
黒川紀章は晩年、都知事選や参院選に出馬し、
ちょっと変わった人だったと思われがちだ。
自分は建築家としては残らないが、
思想家としてはのこる。
その言葉のように、
黒川紀章を語るとき、
カプセルタワーが語られ、
彼の思想もまた語られる。