蛭田瑞穂 20年6月14日放送
危機一髪 エルメス
ファッションブランドのエルメスは1837年に馬具工房として誕生した。
しかし、その後、交通手段が馬から自動車へと移り変わると、
馬具の需要も減り始める。
多くの馬具工房が廃業する中、
3代目社長のエミール=モーリス・エルメスは新たな事業に乗り出す。
当時発明されたばかりのファスナーに、
馬具づくりで培った革製品の技術を掛け合わせ、
バッグや財布の製造を始めた。
エルメスの新たな革製品は瞬く間に女性たちの目を奪い、
その成功がこんにちのエルメスを築き上げた。
危機一髪は乗り越えるためにある。